証券ビュー

アンコール伊勢町

30年デフレのおかげ 来年参院選までラストリゾート (2021.10.15)

 3日ぶり反発。日経平均中陽線の引け。75日移動平均線2万8523円を上回った。13日ダウ小幅安・ナスダック反発を受けたもので、9月の米CPIコア指数4.0%(エネルギー・食品除く)、同FOMC議事録要旨(21~22日)11月中旬~12月同テーパリング開始で織り込み済み。インフレ懸念が後退し買い戻しに包まれた。14日午後、衆院解散。19日公示・31日投開票に向けて政策期待を蒸し返し後場一段高。半導体関連中心にハイテクが買われた。東証一部の値上がり1048(値下がり1037)でイーブン。25日線と乖離-2.74%。東証一部の騰落レシオ86.80%。全体ぼちぼちだ。ロイターによると、10月米ドルデフォルトが回避されても、12月初め長期的対策が不可欠で再び暗礁に乗り上げる公算が大きい。米国が浮上できると断言できない。昨年末、IMFのデータで世界の中銀が保有するドルの外貨準備59%。25年ぶり低水準という。米国債が売られドイツと日本国債が買われた。一方、中国も負けていない。来週発表される7~9月期GDP統計で恒大はじめ石炭高騰やCO₂抑制に伴う電力不足の影響が表面化。恒大の資産売却3050億ドルなど取るに足りない。同社がすべて土地売却に追い込まれると国内主要都市で地価暴落。不動産セクター全体の段階的国有化が唯一の解決策という。不動産やハイテク取締強化で金融市場が動揺しており、当局の様子見が長過ぎるとある時点でお手上げ。中央集権が強化された結果、政策修正が困難になりオーバーシュートも考えられる。日本が持ち堪えているのは30年デフレのおかげ。コロナ一巡に規制解除もあり、半年や1年駆け込み寺。おかげ参りで4万円相場が緒につく見込み。今週助走とみられる。関係分の■■■■(****) に■■■■(****) も欠かせない。コロナ同様に油断しなければ大丈夫。外資が先物売り現物買いで種玉30%といわれ、日本人が買い越すまで各駅停車。来年7月参院選までラストリゾート。金城湯池とも考えられる。武力やお金でなく、安心と安全な国という意味で外資に任せた。2022年、アインシュタイン来日100年。京都で祇園祭り再開となればしめたものだ。
 日経平均先物によると、14日大証ミニ2万8660円(+0.35%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。現物より109円高い。ダウ先物3万4456ドル(+0.58%)。同78ドル高い。VIX恐怖指数17.80(-10.33%)、WTI原油先物81.53(+1.38%)。金先物1800(+0.34%)、ビットコイン円6,552,900(+0.98%)。米国が中国の禁止を受けて世界一のビットコイン採掘国になりシェア35.4%。8月まで4ヵ月で処理倍以上という。何でも世界一でないと気が済まない国だ。
 14日の日経平均410円高。大引け2万8550円。TOPIX1986(+13)。東証一部の出来高11億5200万株、売買代金2兆5600億円。10年債0.080%(-0.005)。米10年債1.526%(+0.010)。上海総合が3558(-0.10%)で引けた。マザーズ指数の引け1098.72(+0.79%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****) 、■■■■■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■■■■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■(****) など。今となれば、30年デフレのおかげだ。(了凡)