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アンコール伊勢町

政治も10年先の初動 嵩上げに浮かれていられない (2021.09.06)

 前週末全面高。日経平均大陽線の引け。嵩上げが始まった。首相辞任を受け後場買い戻しに拍車。TOPIXが30年ぶり高値を更新。一目均衡表雲の上に顔を出した。25、75、200日移動平均線突破。6月15日の戻り高値2万9480円指呼の間。3万円大台回復目前だ。東証一部の出来高12億4300万株、売買代金3兆2800億円。米軍アフガン撤収1日前(8月30日)から商いが膨らんでいる。4月の衆参補選・再選挙や8月横浜市長選、NHKの世論調査で政権支持率29%(発足62%)など首相自ら局面打開。8月ピークアウトした都のコロナ感染者数にもうかがえる。政治も10年先の初動とみられリバウンド予想以上。黄金分割で3万2100円が新たな目安。2月高値3万0715円から8月安値2万6955円の倍返し3万4400円。欧米にひきかえ2割出遅れ修正。補正予算が潤沢で予想以上の財政出動も考えられる。8日4~6月期GDP2次速報、10日メジャーSQを通じて行き過ぎが修正される見込みだ。7日新月買い、21日満月売りと出ている。一方、3日ダウ74ドル安(前日131ドル高)。8月の米雇用統計が予想を大幅に下回り、米ISM(サプライマネジメント協会)の景況指数も7月をピークに頭打ち。痛し痒しだ。ナスダックが最高値を更新。6日レイバーデー(労働者の日)で休場だけに、7日買い戻し一巡から一服の見方もある。3日入手した情報によると、中国の格差是正を目指す「共同富裕」キャンペーン。成長最優先路線から大転換。ハイテク富豪エリートに対し強力な取り締まりが始まった。中国経済が減速する中で微妙なタイミング。アジア諸国が中国と貿易縮小に直面し、日本と韓国、シンガポーが善戦している。中国は格差を犠牲にして成長を遂げた。しかし、人口動態の反動から「一部の人が先に金持ちになる」スローガンをより平等な内容に改め、女性の出産率上昇や家庭教師業界など規制。いかにも急進的で未来が暗いという。一部で■■■■■■(****)が危ないといわれるのも事実。テスラとEV開発で火花。ハイブリッド、水素(燃料電池)でもテスラに負けるという。成功体験によるもので。テスラの無人組み立てや年150万円値引き、一体型パネルにPCグレードアップ、1回充電1000キロなど勝負にならない。原材料や燃費、人件費などコスト構造を一変するもので、2040年■■■■■■(****)の連結売上高3分の1。テスラにVW2強になるという。2010年■■■■■■(****)とテスラ提携発表。16年解消し5年後のことだ。嵩上げに浮かれていられない。
 日経平均先物によると、3日大証ミニ2万9585円(+1.49%)に対しラージ9580円、シカゴ円建て9610円。現物より約500円高い。ダウ先物3万5341ドル(-0.23%)。同約30ドル安い。VIX恐怖指数16.41変わらず、WTI原油先物69.12(-1.24%)。金先物1830(+1.04%)、ビットコイン円5,470,411(-0.39%)。週明けを先取りしている。
 3日の日経平均584円高。大引け2万9128円。TOPIX2015(+31)。値上がり1768(値下がり343)。10年債0.035%(+0.005)。米10年債1.326%(+0.039)。上海総合が3581(-0.43%)で引けた。マザーズ指数の引け1117.21(-0.29%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。とんでもない時代だ。(了凡)