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疑似ゴールデンクロス 30日の横浜市長就任に異論噴出 (2021.08.30)

 前週末反落、日経平均小陽線の引け。再び25日移動平均線2万7666円を下回った。27日、ジャクソンホールの「緩和縮小年内開始」を反芻するもので、買い一巡後下げ渋り。同日米10年債1.31%、ダウ242ドル高(前日191ドル安)に収まった。FOMC9、11、12月のうち11月発表12月実施の見方が多い。9月3日雇用統計(8月)、同21~22日FOMCを踏まえ7~9月期米中景気下振れ。デルタ感染拡大によるもので資材高騰も避けられない。テーパリングが始まると金利上昇を伴うものの、前回2014年の終了から利上げ開始まで1年2ヵ月。今から気を揉んでも始まらない。7月まで連続11ヵ月「月末安」となり8月末。前週末5日線2万7666円91銭が25日線を20銭上回り疑似ゴールデンクロス。週明け荒れ模様とみられる。20日の横浜市長選後遺症が気懸かり。現職と新人8人過去最多の立候補。投票率49%(2017年38%)に上昇し、首相の全面支援した候補が大差で落選した。直後から山中氏圧勝報道に異論噴出。政治経験がなく横浜市大医学部教授が新鮮な印象。5月コロナの抗体に関する研究成果を発表し時の人になった。専門が臨床統計学で立民や共産・社民が担いだ「コロナの専門家」に馴染まない。野党統一候補一本化の副作用といわれ、30日市長就任に向けサプライズ説。仮に就任しても、コロナ対応のほか行政手腕も未知数だけに息切れも考えられる。トップ得票率が25%を切ると出直し。本人にとり10年はおろか一生を誤る場面で、万一コロナ対応が不発なら国や横浜市にとってもショック。野党の党首を馘にして晒し者にせねばならない。外資なら、日本株を売り叩き買い戻すチャンス。31日のポジション調整も注目される。
 日経平均先物によると、27日大証ミニ2万7865円(+0.81%)に対しラージ7860円、シカゴ円建て7845円。現物より200円以上高い。ダウ先物3万5410ドル(+0.71%)。同約50ドル安い。VIX恐怖指数16.39(-13.00%)、WTI原油先物68.72(+1.93%)。金先物1820(+1.40%)、ビットコイン円5,347,150(-0.67%)。金先物が8月の下げを埋めた。再び2000ドルを目指す動きだ。27日、カブール国際空港で起きた自爆テロ。AP通信によると、犠牲者が米兵含め100人超に拡大しIS(イスラム国)の犯行という。日本の場合、一昨年12月銃撃された医師中村哲氏(享年73)の功績もあり、タリバンの報道官が「日本人は必要」という。28日の日経夕刊「春秋」で■■■(****)が2004年から日本の小学生お古のランドセルをアフガンに13万個送り、今年も10~11月目的地ジャララバードを目指すという。10年後を間違えなかった一例だ。同日付で「人口と世界」をテーマに停滞とデフレに言及。前日銀総裁の白川方明氏(71)が4月英議会上院の特別委員会に出席。「欧米も日本と同じ道をたどっている」という。20日、GAFAMが世界のトップ10入り後、次の10年リターンマイナスと述べた。米中も10年もたない。
 27日の日経平均101円安。大引け2万7641円。TOPIX1928(-6)。東証一部の出来高8億6900万株、売買代金2兆1100億円。値上がり880(値下がり1175)。10年債0.025%(+0.010)。米10年債1.306%(-0.046)。上海総合が3522(+0.59%)で引けた。マザーズ指数の引け1092.52(-0.29%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など。疑似ゴールデンクロスに尽きる。(了凡)