証券ビュー

アンコール伊勢町

2021年丑つまづき 22年寅千里を走り23年卯跳ねる (2021.07.08)

 全面安。日経平均小陽線の引け。雲の下限2万8513円を下振れした。6日ダウ208ドル安(一時428ドル安)を受け、米景気回復ピークアウト説台頭によるもの。6日の米ISM非製造業景況感指数60.1(5月64.0)に低下。米10年債が2月下旬以来1.35%をつけ旗色が悪い。中国が海外に上場する自国企業の規制強化を表明し輪をかけた。後場下げ渋ったのが幸い。閑散に売りなしを無視した反動。10日(土)にかけて新月買い、24日同満月売りと出ている。6日ダウに対しナスダックが最高値を連続更新。株高にこだわる闇勢力の一端がうかがえる。ロックフェラー財閥の金づるといわれる原油高騰の影響が大きい。脱炭素社会に逆行するもので、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)にも馴染まない。ハイテクのほかコロナとワクチンで世界を間接支配。ベーシック・インカムに続きグレート・リセットに入るという。6月を境に折り返しと考えられる。外電によると、7月4日245回目の独立記念日を迎えた米国が「アメリカン・ルネッサンス」と囃している。しかし、生まれ変わりそうにない。大きな債務を抱えている政府と企業がさらに米国経済を拡大すると考えにくい。2010年他国に対し2.5兆ドルの負債があった。米国のGDP17%に匹敵するもので、昨年50%を上回り10兆ドル。現在67%14兆ドルに達した。中国が欧州や日本を犠牲に世界シェアを引き上げ、間もなく米国を抜くといわれるが、巨大な債務を抱えていることも事実。このため、今後10年米中そこそこ成長するのが最高のシナリオという。バイデン氏が6月超党派グループと5790億ドル新規支出に合意したが、ハイウェイ建設の成長の押し上げ効果一時的。長期的に続かないという。要するに、決め手を欠いたまま折り返し、後半これといった材料が見当たらない。
 日経平均先物によると、7日大証ミニ2万8405円(+0.09%)に対しラージ8410円、シカゴ円建て8420円。現物より約50円高い程度。ダウ先物3万4485ドル(+0.07%)。同約90ドル安い。VIX恐怖指数16.25(+7.83%)、WTI原油先物74.57(+1.64%)。金先物1807(+0.74%)、ビットコイン円3,837,747(+1.29%)。動揺していない。上海総合3553(+0.66%)にひきかえ、香港ハンセン指数が10,149(-1.17%)と7日連続安。明暗を分けた。中国は南シナ海人工島領有を断固堅持。石油輸送の生命線マラッカ海峡に睨みをきかす。ホロスコープにより4~6月期が10年先の初動と述べた。国や企業、家計レベルも一線で格言通り。2021年丑つまづき、22年寅千里を走り、23年卯跳ねる見通しだ。地から風の時代といわれ打って変わる。
 7日の日経平均276円安。大引け2万8366円。TOPIX1937(-16)。東証一部の出来高10億6600万株、売買代金2兆2900億円。値上がり415(値下がり1709)。10年債0.030%(-0.010)。米10年債1.349%(+0.001)。マザーズ指数の引け1181.42(-0.60%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。闇勢力がコロナ・ワクチン収束を拒んでおり、光勢力の出番待ちだ。8日取材のため、9日付休載の予定です。(了凡)