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渋沢ルーツに再構築 2021年ダボス会議で日本話題 (2021.06.18)

 続落。日経平均小陰線の引け。75日移動平均線2万9105円を下回った。米主要3指数続落によるもので、16日午後発表されたFOMCの声明が主因。2023年の米政策金利中央値が前回0.125%から0.625%に上がり、同年2回利上げ(計0.5%)示唆を受けたもの。売り一巡後、沖縄を除く9都道府県で20日緊急事態解除が伝えられ下げ渋った。事前に楽観論が流れ緩慢なポジション調整・リバランスが続いただけに、24年から1年繰り上がり0.5%利上げを織り込むのに唐突な場面。4、5月米CPIが2%を大幅に上回り8月のジャクソンホールまで待てなかったのが本音に近い。FOMCの声明直後ダウ一時382ドル安をつけ、FRB議長会見中に底入れする手際よさ。米10年債も一時1.59%(前日1.49%)となり、事実上23年の米ゼロ金利解除に出くわした。先物を見ると、まだ消化できていない。前日孕み線で自律調整となり、一目均衡表の「雲」に隠れ視界不良だが、■■■■■■■■■■(****)や■■■■■■■(****)にひきかえ、関係分の■■■■■■(****)に■■■■■■■■(****)など主力が確り。日本の場合、世界経済フォーラム(ダボス会議)で重要視されている。例年1月の年次総会が今年に限り8月シンガポールで開催。1月25~29日オンラインで「ダボス・アジェンダ」が開かれ、総理自らポストコロナの成長原動力に「脱炭素の実現」を世界に発信した。国際社会を動かすパワーとして軍事や政治力など国連・OECDを第1極。GAFAMを筆頭に圧倒的な市場支配力を持つ企業を第2極。ものづくりを国力の源泉とする日本が第3極。どちらか一方に与することなく国際協調を実現する上で独自の貢献を期待できるという。ピーター・ドラッガー(1909~2005)が戦後日本の成功に触れ、渋沢栄一(1840~1931)の「論語と算盤」(1916)をはじめ企業の社会的責任を高く評価。道徳経済合一、公益第一私益第二、事業持続性など同フォーラムの鑑(かがみ)という。新自由主義でノーベル賞を受賞したフリードマン(1912~2006)は、企業の目的が利益と株主配分の最大化にあり、政府が社会的活動を担うべきと主張。比較にならない。コロナ前からシブサワに国際的関心が高まり、2008年のリーマン危機後に拍車。世界がコロナ危機で岐路に立つ現在、渋沢をルーツとする資本主義の再構築が必要という。事実、同フォーラムのSDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)など渋沢の拠りどころ。意識のほか企業文化、経済、グローバルな連携・協力など日本流「グレート・リセット」が話題になっている。
 日経平均先物によると、17日大証ミニ2万9115円(+0.40%)に対しラージ9110円、シカゴ円建て9105円。現物より約100円高い。ダウ先物3万3960ドル(-0.17%)。同約70ドル安い。VIX恐怖指数18.03(+5.93%)、WTI原油先物72.02(-0.18%)。金先物1797(-3.45%)、ビットコイン円4,344,887(+2.21%)。原油先物に100ドル説が出始めた。半導体に建設資材の供給不足が目立ち、医療品在庫も手薄でワクチン生産が滞るとコロナ危機再燃。日本のイベルメクチン見直しにつながる。■■■■■■■(****)が夜間取引も底堅い。126円カイから次の幕が上がる。
 17日の日経平均272円安。大引け2万9018円。TOPIX1963 (-12)。東証一部の出来高9億9700万株、売買代金2兆2700億円。値上がり673(値下がり1409)。10年債0.060%(+0.015)。米10年債1.563%(-0.021)。上海総合が3525(+0.21%)で引けた。マザーズ指数の引け1182.65(-1.69%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。渋沢をルーツに再構築が始まる。(了凡)