日本なしに回らない 6月前半すべて復活に賭ける場面 (2021.06.02)
一進一退。日経平均中陰線の引け。後場下げ渋った。英米休場、ISM製造業景況指数(5月)発表待ちで四六時中手詰まり。前日OECDが2021年の世界成長率を5.8%に上方修正(日本2.6%に下方修正)した程度。同日中国第3子容認が伝えられ、上海総合3624(+0.26%)に頷いた。今年5番目の薄商いに拘らず、閑散に売りなし。値上がり1361(値下がり733)にのぼる。5日移動平均線2万8803円を上回り底堅い。関係分の■■■■■■(****) や■■■■■(****) がリード。地についており、ワクチンにこだわる欧米や中国にひきかえ天の計らいだ。オールドジャパンがDXと全固体電池を手掛かりにアップデート。2050年カーボンニュートラルを目指し一丸。4~6月期初動形成と述べた。これから2週間、4日米雇用統計と11日SQにかけて正念場。5月の米CPI4.2%とビットコイン3万201ドルに対し落とし前をつける場面。ポジション調整とリバランスに明け暮れそうだ。10日新月と25日満月が変化日。中長期トヨタの1万2600円が目安。米国の支配層がリーマン危機以降株で桁外れな巨富をせしめ債券シフト。インフレリスクとばらまき財政に自己防衛。米長期金利下振れに連動し、FRBの米国債残高増にもうかがえる。ウォール・ストリートジャーナルによると、米国はすでにインフレ。今後も物価に対して上振れ圧力がかかる。現在の上昇が一時的で来年収まるというFRBの見方に問題がある。米政府の追加刺激に積み上がった繰延需要が解放された。しかし、ロックダウンで在庫が減少し生産も低下。供給が追いつかない。労働者の職場復帰も遅れ、中古車など限られた分野で価格が高騰し物価を押し上げた。与えられた資金を使い切り、ビジネスがノーマルになると価格も落ち着くという。消費者が貯め込んだ虎の子を飲み食いやレジャーに投入し夢中。5月の米総合購買担当者指数がピーク更新。ブームといわれる。ミシガン大学の調査によると、1年先米消費者のインフレ期待5月4.6%と2011年の中国ブーム以来最高。長期インフレ期待も3%と2013年以来最高。消費者が「黄金の20年代」再来を受け入れ、貯蓄を使い果たし賃金が上昇すると、さらに支出が増える見込みだ。バイデン氏が今後10年でGDPの24.5%支出を表明しており、6月の落とし前5月以上。日本の場合、コロナや五輪を通じて先行き不安が圧倒し、2020年末の個人金融資産1948兆円と過去最高。1~3月期2000兆円大台に乗せ、4~6月期続伸の見通しだ。米国が使い切る一方、日本はまさかに備え貯蓄に拍車。世界の投資家がどちらを選ぶか自明だ。早ければ6月前半、緊急避難と駆け込み寺に鉢合わせ。コロナ感染と死亡者で先進国ビリの日本に日経平均3万円の声が掛かる。人命を尊重する余り経済の犠牲が大き過ぎるためで、16日会期末を控え野党が内閣不信任案を引っ込めた。総理や閣僚、内閣官房参与もオールドジャパン。日本人すべて復活に賭ける時だ。
日経平均先物によると、1日大証ミニ2万8775円(+0.63%)に対しラージ8940円、シカゴ円建て8920円。現物より約100円高い。ダウ先物3万4725ドル(+0.61%)。同約200ドル高い。VIX恐怖指数17.13(+2.33%)、WTI原油先物68.12(+2.73%)。金先物1909(+0.24%)、ビットコイン円4,026,190(-1.56%)。踊り場を迎えた。
1日の日経平均45円安。大引け2万8814円。TOPIX1926(+3)。東証一部の出来高9億0700万株、売買代金2兆0400億円。10年債申さず。米10年債1.618%(+0.036)。マザーズ指数の引け1141.74(-0.72%)。出番待ちだ。値上がり率ラキングによると、関係分で■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■■■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■(****) など。何が起きても日本なしに回らない。2日取材のため、3日付本欄休載の予定です。(了凡)