割高修正の巻き戻し 半年後高値を更新し1年後お釈迦 (2021.05.25)
週明け小幅続伸。日経平均陽線の引け。安寄り後、半値戻し2万8535円をつけた。米株先物や台湾加権、ビットコインの戻りなど受けたもので、買い一巡後手詰まり。後場達成感から見送られた。12日米CPI4.2%と19日ビットコイン一時3万201ドルが乱高下の主因。行き過ぎた投機の反動とみられ、ビットコインの半値戻し4万7500ドルが次の目安。値幅が一巡し日柄整理と述べた。伸び切った超緩和の需給をただすもので、株をはじめ債券、通貨などあらゆる金融商品が割高。JPモルガンによると、景気回復が見込まれる初期の段階でこれほど割高な場面なし。GDPギャップが概ねマイナスの現状から年内リターンが平均を下回る見通し。4月の米雇用統計が予想を下回り、6月4日発表される5月の同統計に関心が集まっている。CDC(米疾病対策センター)によると、5月23日の米ワクチン接種回数約182万回。4月中旬をピークに半減した。そこで、オハイオやニューヨーク、メリーランド州など億単位の宝くじや奨学金、各種イベントチケットを用意。接種呼びかけにしゃかりきだ。今でも拒否層13%に様子見15%といわれ、中西部で1回目50%増が伝えられるものの「半値戻し」に程遠い。24日、東京と大阪で国の大規模接種(モデルナ製)が始まり気になるところだ。ワクチンと株に何ら因果関係がないためで、昨年3月の暴落と似たような経緯。割高修正の巻き戻しに過ぎない。4~5月10年先の初動を仮説に100年周期の一服。今年後半から来年にかけて再び景気回復を先取り。24日触れたミシガン大学の消費者調査でピンときた。全米でインフレ期待が大幅に上昇。1年後4%余り上昇するという。1年後、テーパリング(緩和縮小)待ったなしの見立て。現在、スーパーサイクル序盤と考えられる。12日米CPI発表をきっかけに将来インフレから守ってくれると期待した一連の資産が一斉に急落。半年後高値を更新したところで1年後再びお釈迦。2021、22年いかに大事かよくわかる。歴史の転換点といわれ、世界中ふるいにかかるわけだ。しばしば紹介する17年ゼミも一例。米東部一帯で姿を現し始めた。6月末にかけて数十億、数兆匹大量発生。ワシントンをはじめ中西部オハイオや南部テネシーなど15州でオスがメスに求愛するたびに鳴きの一手。2004年生まれの幼虫がはい出し、カップルと約2週間添い遂げ子孫を残して去る一生に一度のイベント。いつの間にかが東芝ココム事件(1987年)のようにネガティブな外為法違反がついて回るようになった。今回、米中対立の谷間で■■(****)と■■■■■■■(****)のほか、■■■■■■■■■■(****)もくすぶっている。日柄調整にもってこいのネタだ。
日経平均先物によると、24日大証ミニ2万8370円(+0.11%)に対しラージ同、シカゴ円建て8390円。現物より約30円高い。ダウ先物3万4208ドル(+0.53%)。同変わらずだ。VIX恐怖指数20.15(-2.52%)、WTI原油先物64.58(+1.57%)。金先物1881(+0.27%)、ビットコイン円4,039,174(+6.77%)と比較的確り。■■■■■■■(****)が連結子会社コインチェックと連携してブロックチェーン革命に取り組んでいる旨評価された。
24日の日経平均46円高。大引け2万8364円。TOPIX1913(+8)。東証一部の出来高9億9300万株、売買代金2兆1500億円と薄商い。値上がり1394(値下がり715)。10年債0.075%(-0.005)。米10年債1.614%(+0.003)。上海総合が3497(+0.31%)で引けた。マザーズ指数の引け1108.35(-1.80%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。6月が正念場に変わりない。(了凡)