証券ビュー

アンコール伊勢町

スーパーサイクル序盤 12日からオールジャパン本格化 (2021.05.12)

 大幅安。日経平均大陰線の引け。再び75日移動平均線2万9275円を下回った。10日ダウ34ドル安(一時313ドル高)、ナスダック350ポイント安によるもので、12日米CPI発表(市場予想前年同月比3.6%上昇)を前に米ハイテク株総崩れ。SOX(フィラデルフィア半導体指数)2967(-4.6%)、米10年債1.6%台乗せにも明らか。ヘッジ売りとポジション調整が重なった。原油や銅、鉄鋼など国際商品上昇に拘らず名目金利が人為的に抑え込まれ、CPI発表に伴う不如意を先取りするもの。2月26日1202円安以来今年2番目の下げ。海運に電気・ガス、鉄鋼など市況関連が底堅いためだ。割高感が後退したのも事実で決算発表一巡後仕切り直し。12日■■■■■■(****)が分水嶺になりそうだ。2月のクラッシュ当時から業績回復が顕著で、新年度半導体不足を解消し営業最高益(2016年3月期2兆8539億円)更新も考えられる。2050年カーボンニュートラルに向けAIや5G、DXも連動。グループほか業界の垣根を超えた■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)などオールジャパンをリード。15年の上場来高値8783円を突破する見込みだ。市場の一部でスーパーサイクル説がくすぶるものわかる。世界レベルで記録的な金融緩和、財政出動が続く中、リーマン危機から12年後に発生したパンデミックなコロナ蔓延が目くらまし。1920年スペイン風邪後の大金融相場が「黄金の20年代」といわれ、1820年コレラ、1720年ペストでも似たような感触。日本の場合、お祓いを通り越して祭が派手に行われたという。市場がトヨタを担ぎだすとみられ目を離せない。第4次産業革命が新たな手掛かり、第1次が18世紀後半から19世紀にかけてSL(蒸気機関車)誕生。第2次軽工業から重工業。第3次コンピュータ登場によるもので、これから30年様変わり。10代が40代、20代が50代、30代が60代になり、次の日本をつくり出す原動力。米国の復活がGAFAMなら、日本のそれはトヨタを中心にオールジャパン。ものづくりをベースに車が空を飛ぶようなイメージ。中長期、上場来高値から押しの倍返し1万2600円が目安になる。日経平均換算4万3200円。この上、贔屓の■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)。さらに、■■■■■(****)や■■■■■■(****)など日経平均採用が予想され、日本も値嵩ダントツの時代。ホロスコープ(天体配置図)による風の時代を受け、昨年の冬至から立春、春分を経て10年先の初動形成。12日から本格化しそうだ。
 日経平均先物によると、11日大証ミニ2万8625円(-0.23%)に対しラージ8630円、シカゴ円建て8615円。現物より僅かに高い。ドル先物3万4505ドル(-0.47%)。同約230ドル安い。VIX恐怖指数21.57(+29.24%)、WTI原油先物64.37(-0.83%)。金先物1842(+0.24%)、ビットコイン円6,090,868(-0.22%)。恐怖指数に喝が入った。日経平均現物にこだわると、今年2番目の下げが4月21日の安値2万8419円に届かず、3月5日の安値2万8308円が下値の目安。決算発表一巡後切り返す公算が大きい。
 11日の日経平均909円安。大引け2万8608円。TOPIX1905(-46)。東証一部の出来高12億8900万株、売買代金2兆9500億円。値上がり169(値下がり1989)。10年債0.075%(-0.005)。米10年債1.603%(+0.003)。上海総合が3441(+0.40%)で引けた。マザーズ指数の引け1117.35(-3.46%)。陽転目前だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など。スーパーサイクル序盤に過ぎない。(了凡)