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100年周期の一服 集団免疫獲得から黄金の20年代 (2021.04.28)

 反落。日経平均小陰線の引け。後場じり安だ。27日S&P500種とナスダック最高値更新に拘らず模様眺め。決算本格化に伴う個別物色を除き大半見送られた。GW目前に25日から5月11日まで4都府県が緊急事態宣言。27~28日の日銀政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(長短金利操作)継続のほか27~28日FOMC、29日休場、30日鉱工業生産(3月)と中国PMI発表などイベント続き。GW明けを見越したリバランスに気勢が上がらない。前引け最高益を発表した■■■■■■(****)、引け2457億円アルケゴス関連損失を明らかにした■■■■(****)然り。前日述べたように4~6月期一服の見込みだ。CDC(米疾病対策センター)によると、26日米国で所定回数ワクチン接種を終了した割合約3割。1回接種なら43%といわれ人出の回復顕著。24日現在、コロナ前の7割という。NY都市交通局の調べで直近17~23日の地下鉄利用者が昨年3月中旬来高水準。23~25日映画興業収入も感染拡大後最高になった模様。ゴールドマンによると、未曽有の景気対策とワクチン接種による経済再開が1~2ヵ月後ピークアウトする見通し。今後ワクチン接種希望者が一巡し供給が需要を上回る見立て。接種拒否層も1割超あり集団免疫達成が遅れる公算もある。免疫獲得が不十分な儘経済再開を優先すると再拡大。厄介に違いないが、リーマン危機から10年余りでバブル崩壊よりマシ。莫大な緩和マネーがあらゆる資産に向かっているためで、前日述べたように1920年代や20年前のドット・コムバブルを彷彿するスケール。巡りめぐって米国債暴落、ドル底割れも考えられるだけに、10年先の初動形成が最大の手掛かり。今起きていることが正しいかどうか。判断するのに時間がかかる。1920年のスペイン風邪をはじめ1820年コレラ、1720年ペストなど100年周期のパンデミック。スペイン風邪で4500万人(当時の世界人口20億人)、日本で45万人死亡者が出たという。これまでコロナで世界310万人、日本1万人といわれ、変異ウィルスによる第3・4波を迎え正念場。4~6月期一服したところで、どの国も集団免疫獲得から100年ぶり「黄金の20年代」が始まる。世界中リーダー不在といわれる中でめいめいが主人公。中長期半導体不足解消から次の幕が上がる。アルケゴス関連も4~5月調整により10~11月安後退が見込まれる。AIが量子コンピュータによるアルゴリズム解析でスピードアップ。27日、第4次産業革命と連動しゴールデンクロスならゴーサインと述べた。中長期100年に1度、目をむくような展開が予想される。
 日経平均先物によると、27日大証ミニ2万8930円(-0.22%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。現物より約60円安い。ダウ先物3万3890ドル(+0.04%)。同約90ドル安い。VIX恐怖指数17.70(+2.14%)、WTI原油先物62.38(+0.76%)。金先物1781(+0.07%)、ビットコイン円5,939,905(+1.32%)。日銀がETF買い入れを新規公開している。
 27日の日経平均134円安。大引け2万8991円、TOPIX1903(-14)。東証一部の出来高11億5900万株、売買代金2兆4400億円。値上がり749(値下がり1338)。10年債0.080%(+0.010)、米10年債1.581%(+0.009)。上海総合が3442(+0.04%)で引けた。マザーズ指数の引け1221.65(+0.09%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。100年周期の一服だ。(了凡)