証券ビュー

アンコール伊勢町

辰巳相場の初動よし 2、3月高受けて年度末締めよ (2012.03.17)

 

円安一服。主力中心に小反落。後場一段と見送られた。野村HD格下げ、ゴールドマンの「第3次金融緩和」観測が伝えられるなど胴元が手詰まり。売りたい強気と買いたい弱気が藪睨み。初動がほぼ出来上がった。問題は、何か起きるといわれる20日。天災に人災も考えられるが何でもござれ。逆張りで対応するところ。2月14日、日銀の追加緩和を口火に幕を開けた辰巳相場。1ヵ月余りで円ドル76円から84円台になり初動を形成。債券一辺倒から株、不動産にも資金が回り始めた。15日の新発10年債利回り1.055%。3ヵ月ぶり1%大台で目先達成感。16日公開された日銀の2月13~14日会合要旨から、1%物価上昇に向けて追加緩和二、三の矢もうかがえる。2、3月初動を形成し4、5月乃至6,7月の備えが「彼岸底」。気になる20日と22日発表される日本の貿易収支(2月)がポイント。ドル売りヘッジポジション解消、円ドル90円はためくと述べた。基本的に円安トレンド入り。85円でなしに90円が関門とみられる。しかし、年度末にかけて決算処理本格化。4、5月も気が抜けず19日から流れをひきつけるところ。再三述べたように、ニクソンショックから40年円高の反作用。今年2月トレンド転換した。輸出が息を吹き返す一方、食料やエネルギー、原材料など一次産品が高い。対ドルで1割円安になり、ものみな流れが変わろうとしている。3月14日はっきりしたのが東北、北海道の津波。午後6時9分三陸沖を震源とするM6.8、同9時5分千葉県東方沖M6.1の余震。13日NHKクローズアップ現代でも流れた再液状化の脅威。1年余りで4回発生したニュージーランドをひきあいに、東日本大震災で85%液状化したといわれる千葉県浦安、習志野、旭や茨城県日立、神栖など再液状化に見舞われた。浦安の場合、これまで被災した住宅9000棟のうち9割地盤強化の工事を望んでいながら実現したのが1割という。今回さすがに待ったなし。■■■■(****)の出番到来。買い増しも可。地下を支え、山を押さえ、液状化を防ぐという地盤処理技術が生きてくる。1956年の創業以来、地盤にかかる特殊基礎土木一筋。今回記録的な受注が見込まれる。いち早く仙台空港処理で足掛かり。4、5月か6、7月にも特命工事の実体が明らかになりそうだ。同感覚で■■■■■(****)、■■■■■■(****)も浮上。人気化目前である。

日経平均は結局6円高。1万0129円の引け。出来高22億株、売買代金1兆3000億円。小動きにとどまった。■■■■(****)が大台替えしたほか■■■■(****)、■■■■(****)もしっかり。■■■(****)が引け間際に急反発した。さらにIRが続出する見込み。22日の中村教授講演も新たな手掛かり。■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)などそろって三角もち合い放れ。目を離せないところにきた。■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)を徹底マーク。■■■■■(****)、■■■(****)も再びアプローチ。■■■■(****)、■■■■■(****)など不動産も基調転換。一度飛ばさないと収まらない。4、5月か6、7月居どころが一変しそうだ。日本の場合、株と不動産が換物運動の受け皿。円安トレンドを先取りしている。円高株安の20年が終わった。2、3月の初動を受けて年度末を締めよ。(了凡)