証券ビュー

アンコール伊勢町

中長期閑散に売りなし コロナ禍の株高に待ったかかる (2021.04.21)

 全面安。日経平均中陰線の引け。三角もち合いを下放れた。19日米主要3指数反落を受け、ドルが主要通貨に対し6週ぶり安値をつけたほか、大阪府が3度目の緊急事態宣言を要請。都も週内要請が伝えられ全面安になった。5日移動平均線2万9546円をはじめ、25日線2万9506円、75日線2万9104円も下回り正念場。4~5月調整なら10~11月安後退とみられる。2度あることは3度あるというが、過渡期だけに4度目もないと限らない。前日ウォールストリート・ジャーナルやフィナンシャル・タイムズの強気に気遅れした旨述べた。日本の場合、■■(****)や■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)の反転なしに次の幕が上がらない。18日、一時14%急落し5万1541ドルをつけたビットコインの調整然り。ウィグルの停電が原因としても、ぶっ飛びの反動安。日銀が5日から仮想通貨の実証テスト(フェーズⅠ)を始めたように中長期準備段階。おしなべて、閑散に売りなし。27~28日FOMC(連邦公開市場委員会)や個別に決算発表を通じて次の足場を固めるところだ。
日経平均先物によると、20日大証ミニ2万8855円(-0.96%)に対しラージ8860円、シカゴ円建て8895円と現物より約200円安い。ダウ先物3万3831ドル(-0.37%)。同約250ドル安い。VIX恐怖指数18.19(+11.94%)、WTI原油先物64.02(+0.93%)。金先物1765(-0.31%)、ビットコイン円6,001,402(-0.32%)。リバランス(配分比率)のさなかにある。ドル安が3月の金利上昇に伴う反動としても、日経平均先物が2万9000円を割るとヘッジ売りも考えられ、セルインメイ(5月に株を売れ)の餌食。新月満月きっかけ待ち。コロナ禍の株高に待ったがかかった。しかし、関係分のマネックスG(8698)が高値圏で頑強。大取組になっている。■■■■■■■(****)も打診買いに確り。28日新株予約権割当を前に当初行使価額に迫る動きだ。デジタル庁発足に向けて■■■■■■■(****)よし。■■■(****)と連動するもので、DXとブロックチェーンで伸びる見通し。20日、デジタル人民元について新たな情報を入手した。ドルに対し脅威といわれるが、世界最大の貿易国として役立たず。IMFが2019年に発表したもので、2016年中国の輸出93%、輸入も95%ドル建て。現状も大きな変化がなく、今年2月世界の決済で人民元のシェア2.2%。2016年2月の2.45%から落ち込んだ。外国人がドルやユーロ、円にひきかえ人民元を積み上げると考えにくい。中国にハイレベルな資産が少ない上、政府に資産流出に対する警戒感があり、資金引き揚げが難しくなるリスクもあるという。この結果、デジタル人民元が国内にとどまる旨伝えられた。張子の虎が似合う国だ。
 20日の日経平均584円安。大引け2万9100円。TOPIX1926(-30)。東証一部の出来高10億8700万株、売買代金2兆3800億円。値上がり240(値下がり1899)。10年債0.080%変わらず。米10年債1.594%(-0.004)。上海総合が3472(-0.13%)で引けた。マザーズ指数の引け1244.79(-0.98%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。3、4月米国で軍需関連が3割以上高い。米国製ワクチン対日売り込みや解散まで取り沙汰されている。(了凡)