証券ビュー

アンコール伊勢町

持続困難ゆえの株高 ワクチンも急ごしらえで拙速承認 (2021.04.08)

 小反発。日経平均十字足の引け。手掛かり難で薄商いだ。米主要3指数反落によるもので、■■(****)を除き自律反発に過ぎない。■■■■■■■■■■■■(****)と■■■■(****)が先行指標。4月12日新月、同27日満月も変化日。決算発表を手掛かりに日柄整理の見込みだ。日経が7日付中外時評で米国の「大き過ぎる政府」に異を唱え、フィナンシャルタイムズも市場に潜む「雪崩」の兆しを警告。バイデン氏の200兆円を超える米経済対策と成長戦略。アルケゴス関連のレバレッジにも根深い格差拡大の禍がうかがえる。6日、IMFが2021年の世界経済成長見通しを6%に上方修正。26年にかけて3%に落ち込むというが、前日述べたように今後数年でAIや5G、DXなどデジタル化に拍車。カーボンニュートラルに向けて水素や全固体電池の実用化に弾み。人間の労働価値がどんどん下がり失業の山も考えられる。一握りの企業や人間がプログラム、アルゴリズムを利用して収益独占。GAFAMが自己陶酔に入りかけウォール街も夢から醒めた。コロナワクチンの扱いも乱暴で、米政府が4月19日全成人を接種対象にするよう州政府に要請し、普及が経済活動再開を加速するという。WHOによると、2020年末ワクチン候補が193件にのぼり、このうち42件ヒトを対象に治験入り。開発から承認まで急ごしらえで製薬大手の有効情報ばかり。数万人の被験者を対象とする第Ⅲ相(治験最終段階)を棚上げ。拙速承認でロシアと中国が接種を始めた。以ての外だ。研究に着手し有効と安全が確認され政府承認まで通常5~10年。ファイザーとモデルナのワクチンが「mRNA」を脂質でくるみヒトに用いられるのが初めて。ファイザーのCEOと副社長が中間報告した当日、自社株を売って590万ドル、190万ドル手にしたといわれ唖然とした。RNA遺伝子の変異が早いため毎年打たないと効かない。政府がワクチン接種を促しているものの、健常者をはじめ年齢、性別、体力もまちまちで基礎疾患がないと「ただの風邪」。PCR検査に一喜一憂しても意味がない。いつの間にか感染し免疫をつくるのが一番。コロナに感染し死なずにすんだ人がワクチンで死ぬ恐れもあるという。日本に緊急輸入されたワクチンが相当余る見通し。政府やメディアが本尊筋の思惑にしばられている。彼らはSDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)を掲げ公然と美化。自分たちの既得権を死守するため、ワクチンのほか五輪、総選挙などどさくさで虎の子を狙っている印象。4~5月、10~11月それなりに対応しないと取り返しがつかない。
 日経平均先物によると、7日大証ミニ2万9645円(-0.22%)に対しラージ9650円、シカゴ円建て9620円と現物より約100円安い。ダウ先物3万3320ドル(+0.02%)。同約100ドル安い。VIX恐怖指数17.91変わらず、WTI原油先物59.66(-0.57%)。金先物1735(-0.45%)、ビットコイン円6,260,311(-1.79%)。日経平均の現物が5日移動平均線を下回っただけに日柄整理。悲観に及ばない。
 7日の日経平均34円高。大引け2万9730円。TOPIX1967(+13)。東証一部の出来高10億8300万株、売買代金2兆5500億円。値上がり1839(値下がり310)。10年債0.095%(-0.010)。米10年債1.653%(-0.003)。上海総合が3479(-0.10%)で引けた。マザーズ指数の引け1228.01(+0.19%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)など。持続困難ゆえの株高になった。(了凡)