一歩も引かず十字足 歴史的な分水嶺を日割りでこなす (2021.01.06)
続落。日経平均十字足の引け。下げ渋った。4日米主要3指数反落を受け売り買い交錯。5日ジョージア州上院決選投票、6日上下院合同会議で次期米大統領選出待ち。国内も1都3県緊急事態宣言を巡りポジション調整が広がった。何より、4日ビットコインが乱高下。日本時間午後7時10分過ぎ数分で3万ドル強が2万8000ドル台に急落し1日の値幅19%。行き過ぎてひっくり返った。6、7、8日目まぐるしい。コロナ変異種蔓延に次期米大統領、解散、五輪開催の有無など5日十字足の引けにふさわしい。5日移動平均線2万7256円が上ヒゲに絡み、一目均衡表の基準線2万6964円横ばい。一歩も引かずもち合っている。一つ間違うと、ビットコインのように証拠金取引でロスカット(強制処分)に追い込まれるためだ。反転の目安が13日(新月)で1週間後。歴史的な分水嶺を日割りでこなし適応するわけで、相場にDX(デジタルトランスフォーメーション=ITの浸透が人々の生活をあらゆる面で改善する方向に変化する概念)を持ち込むようなもの。いずこも接戦で結果が出るまで動けず、出ない可能性もある。耐える大切さを学ぶ時だ。折から水素ステーション関連銘柄が続々名乗り。関係分の■■■■(****)をはじめ、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など軒並み高い。中長期倍返し・テンバガーといわれる。■■■■(****)の場合、1941年から水素と80年のつき合い。創業者が石炭、石油、LNGまで炭素の少ないものに変わっていく流れを捉え、炭素のない水素がエネルギーになる旨見越したもの。1978年、初のH-Iロケット用液体水素をつくり燃料供給したエピソードが興味深い。関連銘柄挙げて13日から押し目買いだ。
日経平均先物によると、5日大証ミニ2万7125円(+0.17%)に対しラージ7130円、シカゴ円建て7145円と現物より小甘い。ダウ先物も3万0168ドル(+0.21%)と物足りない。VIX恐怖指数26.92(+18.33%)、WTI原油先物47.80(+0.38%)。金先物1949(+0.15%)、ビットコイン円3,240,000(-1.51%)。流石にもつれている。ロイターによると、2021年早々借金レース。FRBが初の社債、ECBも欧州復興債1兆8500億ユーロ購入に踏み切り危機の種をまいた。中銀による積極介入と超低金利政策の限界に触れ、ジャンク債利回りが米国で5%と過去最低。欧州では3%を下回ったという。コロナ変異種蔓延に次期米大統領選出が絡み、中国の習近平氏も脳動脈瘤で入院治療中。武力衝突がないだけマシ。丑つまづき寅千里を走り卯跳ねる。相場格言を仮説に3年。緩和マネーを「元手」に倍返し・テンバガーが見込まれる初動。2月3日(立春)から3月20日(春分)にかけて次の足場。4日、トランプ氏が米大統領選のリプレー検証を迫り、「今も勝ったのは自分」と気勢を上げた。6日から混乱が予想される。
5日の日経平均99円安。大引け2万7158円。TOPIX1791(-3)。東証一部の出来高9億8900万株、売買代金2兆1300億円。値上がり897(値下がり1184)。10年債0.010%(-0.010)。米10年債0.932%(+0.013)。上海総合が3528(+0.73%)で引けた。マザーズ指数の引け1211.05(-0.090%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■ (****)、■■■■■■■(****)など。日銀のETF購入減額、日米欧量的緩和修正説も出始めた。(了凡)