証券ビュー

アンコール伊勢町

これから半年正念場 来年後半不安吹き飛ばし明るい (2020.11.26)

 続伸。日経平均中陰線の引け。後場伸び悩んだ。都知事の「感染対策短期集中」を受けたもので、24日ダウが史上初の3万ドル大台突破。達成感に煽られ事実上買いパニック。長いヒゲが暫く上値の重しとみられる。中長期、1989年最高値から2008年最安値まで押しの61.8%戻し。黄金分割による2万6747円が目安。ゆくゆく米国と一線を画し全値戻しも考えられる。25日、一時541円高。2日で1000円超上げたが、225で割ると一銘柄5円程度の貢献に過ぎない。同様にダウを構成する30銘柄も半数年初の水準を下回った儘。ダウの時価総額9兆2000億ドル(連動運用資金282億ドル)に対し、S&P500種32兆ドル(同4兆6000億ドル)。日経平均採用が東証一部上場2179の1割強に過ぎず、米国の小判鮫といわれる所以。四方八方値上がりの至福感にほど遠いという。ウォール街も3万ドル相場に比較的冷静。コロナ以降、巣ごもり需要を先取りしたGAFAにマイクロソフトやネット通販、動画配信などAI・IoT・5G関連が独走。エネルギーや製造、金融業など在来業種が水準訂正に入った。3万ドル大台固めによりバリュー株(割安)がグロース株(成長)に合流し、米国株全体が上昇に入るという。前日述べたバイデン氏の政権移行業務容認を受けコロナや外交のほか前FRB議長の財務長官起用など手掛かり。イエレン氏(74)は確実な人選で適任といわれ、初の女性長官として期待も大きい。しかし、3万ドル大台替えで織り込んだ。日経平均先物によると、25日大証ミニ2万6305円(-0.28%)に対しラージ6310円、シカゴ円建て6305円と現物より10円前後上昇。ダウ先物も2万9947ドル(-0.18%)で現物より100ドル程度安い。VIX恐怖指数21.84(-3.62%)、WTI原油先物45.49(-1.29%)。金先物1808(-0.21%)、ビットコイン円1,982,251(+3.33%)など踊り場。この上、米大統領選の顚末に左右される公算が大きい。17日に日経平均が戻り高値をつけ「首つり線」を見て切り返した経緯から理外の理の延長上。12月8日全米選挙人確定、14日投票。来年1月5日開票まで一喜一憂の見込み。バイデン政権「3日天下説」のほか、バイデン氏次男の「ハンター疑惑」追及も伝えられ波乱含み。どちらか決着しても、160年ぶり「南北戦争」再来といわれる。日本の「応仁の乱」(1467~77)に匹敵するもので、その後「戦国時代」となり関ケ原の戦い(1600)。天下統一まで130年内戦が続いた。米国版「応仁の乱」でも似たようなことが起きる。大袈裟だが、つき合わざるを得ない。中国がたまらず外相を日本に派遣。経済で「裏契約」を取りつけた模様。にわかに肘でハグしてもサマにならない。22日和歌山で生まれたパンダの赤ちゃんが前途を示唆している。米大統領選に続き東京五輪も物言いがつき、年明けどう決着するか気になる。■■■(****)の動きにうかがえ、11月20日現在貸借倍率0.8倍。しょぼい戻りだ。日本の場合、米中に負い目があり、よほどか知恵をしぼらないと「日本シリーズ」のようになる。
 25日の日経平均131円高。大引け2万6296円。TOPIX1767(+5).東証一部の出来高15億4900万株、売買代金3兆1500億円。値上がり771(値下がり1318)。10年債0.015%(-0.005)。米10年債0.866%(-0.013)。上海総合が3362(-1.19%)で引けた。マザーズ指数の引け1199.52(-2.10%)。三角もち合いだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。これから半年正念場。来年後半明るい。老後の不安を吹き飛ばすチャンスという。(了凡)