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年末年始正体つかむ 旧ソ連崩壊に似ている米大統領選 (2020.11.13)

 8連騰。日経平均小陽線の引け。岐路とみられる。TOPIXが反落し、終値と25日移動平均線2万3823円の乖離7%超。先物が軒並みお辞儀している。コロナ第2・3波懸念が背景。ワクチン開発が追いつかないためだ。上げ始めた2日から10進法で16日が変化日。15日(新月)IOC会長来日と符合する。10日、米国の世論調査サイト「リアルクリアポリティクス」がペンシルベニア州でバイデン氏の「当確」を取り消したのが新たな材料。獲得選挙人が259人となり過半数270人を下回った。旧ソ連崩壊(1991年12月)が共産党の「不正」投票をきっかけに本格化。ハイパーインフレに見舞われ共産圏も相次ぎ破綻したのと似たようなケース。ロイターによると、米国の州や地方政府レベルの選挙で再集計日常茶飯事。過去20年で結果が覆った例3件。大統領選で1度もないという。今回100年に1度、天王星84年・おうし座入り7年周期と重なるだけに米国の「お家騒動」といわれる。主要メディアが既得権を守ろうと「ブルーウェーブ」に肩入れしたが、11月3日投開票が進むにつれてバイデン氏苦戦が明らかになり、同日深夜・4日未明にかけて大量の不在者・郵送票が持ち込まれたという。影の政府、軍産複合体説が有力。60年前ケネディ大統領暗殺、20年前同時多発テロの主犯といわれる。トランプ氏のもたらす解が全米はじめ世界の利権一掃と考えられ、覇権放棄や中央銀行の弾切れ、多極化など既得権者の泣きどころ。バイデン氏を立て民主党が主導権を取り戻し、4年の空白を埋めようと開票当日暴走した模様だ。これから12月14日(選挙人投票)、来年1月6日(改選後の議会が結果受け入れ)、同20日(新大統領就任)を通じて波紋が広がる。年末年始、ガス抜きなしに収まらない。日経平均先物によると、12日大証ミニ2万5410円(+0.35%)に対しラージ5450円。シカゴ円建て5485円と70円前後小甘い。ダウ先物も2万9129ドル(-0.48%)と現物より230ドル程度下鞘。VIX恐怖指数23.69(-4.48%)とWTI原油先物41.41(-0.10%)にひきかえ、金先物1867(+0.26%)、ビットコイン円1,678,008(+1.37%)の反応が目立つ。今のところ、トランプ氏逆転説に「根拠なし」が市場の声。11日、アラスカ州で共和党現職が上院当確。100議席のうち50を固めた。民主党48議席にとどまり残り2議席年明け決着。1月5日、ジョージア州で判明する。同6日、改選後の議会が選挙人投票を受け入れ大詰め。市場がどこで正体をつかむか見ものだ。今回、米大統領選が旧ソ連崩壊に匹敵するクーデターとの見方もあり、バイデン氏やトランプ氏にも出口がないだけに来年の初動。ひたひた押し寄せる。高値波乱を念頭に足場を固めるところ。国や地域、個人が債券や金、原油、現金などどんなに資産を持っていても株にかなわない。コロナで経済が左前になっても上場会社の稼ぎなしに世界が回らないためだ。
 12日の日経平均171円高。大引け2万5520円。TOPIX1726(-2)。東証一部の出来高13億4800万株、売買代金2兆8000億円。値上がり734(値下がり1365)。10年債0.030%(-0.005)。米10年債0.941%(-0.036)。上海総合が3338(-0.11%)で引けた。マザーズ指数の引け1221.46(+1.46%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。■■■■■■■(****)は3段上げ。16、20日にわかる。(了凡)