60年前ケネディ大統領 トランプ氏に匹敵するポジション (2020.10.26)
前週末まちまち。日経平均小陰線の引け。もち合い圏だ。23日ダウ28ドル安(22日152ドル高)が物語るもので、米追加対策を巡る与野党協議が続く中、米大統領選第2回TV討論会終了。インテルが時間外取引で売られ11%安になった。東証一部の売買代金10日連続2兆円割れ。値上がり1096(値下がり989)。売りも買いも譲らない。FDA (米食品医薬品局)が「レムデシビル」を承認し初のコロナ治療薬を公表。ギリアド0.2%高にとどまった。日経平均先物によると、23日大証の引け2万3490円(-0.04%)に対し夜間取引3560円、シカゴ円建て3540円。ダウ先物2万8205ドル(-0.22%)と小動き。VIX恐怖指数27.55(-1.99%)、WTI原油先物39.75(-2.19%)。金先物1904(-0.06%)、ビットコイン円1,356,000(+0.06 %)。揃ってもち合い圏にある。米大統領選が1週間後に迫り、模様眺めに包まれた。22日の討論会が無党派層にとってしらけたもの。バイデン氏に傾く流れを変えられなかったという。かといって、民主党が上下院制し株高と国債増発に伴う長期金利上昇にも及び腰。23日、米長期金利0.84%(コロナ前1.5%超)で9月0.6%台から小幅上昇。S&P 直近2週間で0.3%安に過ぎない。バイデン氏がいかに優勢でも、接戦になった時のリスクが大きいという。世論調査が全国レベル。激戦州の差に左右される仕組み。トランプ氏にとって重要なフロリダ州でバイデン氏のリード1.5%。10月半ばオハイオ州でトランプ氏が逆転した。戦後18回の米大統領選でオハイオ州を取ると17勝1敗の確率で当選という。接戦ならカオス(混沌)といわれる所以だ。JPモルガンによると、接戦の際S &P 10%安55%、5%安37%がセミナーの予想。買うにしても選挙後が妥当のようだ。にも増して、米大統領選前の下落を「絶好の買い場」という。どちらも追加対策が見込まれ、資産価格を押し上げるためだ。11月26日(感謝祭)にかけて白黒決着がつくとの見通し。日本の出る幕がない。あるとすれば、転換期の終わりを告げる2024年の米大統領選。28年に選出される大統領が新たな時代を牽引するという。8日述べた「トランプ氏2期後に世界恐慌説」と符号する。あと4年トランプ氏。「キッシンジャー氏(97)が姿を消すと動乱」に続くもの。トランプ氏は現職の強みを出しているが、2020~21年天中殺。たとえ当選しても課題山積。問題解決が困難な状態に変わりない。60年前、ケネディ大統領就任に匹敵するポジション。2021年、「日本が自信を持って前向きに行動する年」という。無理をしないことが前提で自分の気持ちが未来をつくる。ベーシック・インカムを実現しても貧困がなくならないように、お金を配っただけで何も解決しない。これから半年、2番底を念頭に日経平均4万円説を打診する場面。10、11月潮目とみられる。
23日の日経平均42円高。大引け2万3516円。TOPIX1625(+5)。東証一部の出来高9億6700万株。売買代金1兆9100億円。10年債0.035%(+0.005)。米10年債0.837%(-0.028)。上海総合が3278(-1.04%)で引けた。マザーズ指数の引け1247.71(-0.93%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)など。60年前、ケネディ大統領当時を思い出した。 (了凡)