レンジ内方向感なし 中国に続き日本もコロナ抜け出す (2020.10.13)
週明け続落。日経平均小陰線の引け。安寄り後下げ渋り、5日移動平均線2万3536円を上回った。米国3連休の余波。S&P・ダウミニ先物が小甘く、追加対策を巡る与野党協議が難航しポジション調整。17日(土)新月にかけて25日線2万3339円を下値の目安にもみ合いとみられる。13日以降、9日の2万3725円を上回るとかぶせ抜き。2万4000円も考えられる。22日、米FDA(食品医薬品局)がTVやWEBを通じてコロナワクチン開発の現状を公開する模様でサプライズ含み。つい最近まで米大統領選トランプ氏なら株高・債券安。バイデン氏なら株安・債券高といわれた。ロイターによると、トランプ氏がコロナ対策に失敗した矢先、バイデン氏勝利のほか下院や上院でも民主党リード。株高・金利上昇を容認する矛盾。景気拡大まだしも、財政拡大なら反動も大きい。最高裁判事の増員問題も、1869年から定員9人と決まっているのに、バイデン氏勝利なら定数変更もあり得るという。要するに、選挙後米大統領の決まらないことが「最大のリスク」といわれる。これについて、7日キッシンジャー氏(97)に3人の弟子がいることを紹介。トランプ氏(74)とプーチン氏(67)。それに、習近平氏(67)。あと4年トランプ氏。ロックフェラーの厳命を受けたキッシンジャー氏没後に世界動乱が現実になる旨述べた。修正の必要ない。日経平均先物によると、12日大証の引け2万3520円(-0.21%)に対し夜間取引3530円、シカゴ円建て3525円。ダウ先物2万8499ドル揃って小動き。VIX恐怖指数25.49(-3.30%)、WTI原油先物39.98(-1.60%)。金先物1928(+0.11%)、ビットコイン円1,200,013(-0.08%)を加味しても方向感がない。9月早々、ナスダックが3営業日10%安。過去30年で28回あり25回安値圏。高値圏で起きたのが2000年1月と3月を含め3回という。投げが主因。9月の4連休明け、日本市場にまとまった売りが出たものの日銀が吸収した。今回、金利ゼロといっても株高を正当化できると限らない。金利と株の関係を説明する場合、レンジ(距離・範囲・幅)を決めないと議論にならないそうだ。田中宇(さかい)氏によると、コロナ対応一部始終スウェーデンを評価。8月から陽性者が激減し集団免疫に達した可能性が高い。日本も殆ど自然免疫で治癒するため獲得免疫を得ず、免疫保有率12~43%の低さで集団免疫に達した。ストックホルムでは誰もマスクをしていない。ベルギーやデンマークもマスク義務解除。北欧やベルネクスでマスクが感染防止に効果なしとの事実が定着。インドネシアさえ、無策状態をとやかくいわれながら平然としており、都市閉鎖の打撃が大きい米国やスペインより遥かにマシ。新興国の問題が失業だけに、先進国のコロナ対策と行動制限に疑問。カンボジアやニカラグアも同様だ。本来、中国潰しといわれたコロナが欧米にブーメラン効果。中国に続き日本も抜け出すという。
12日の日経平均61円安。大引け2万3558円。TOPIX1643(-4)。東証一部の出来高8億5000万株、売買代金1兆7400億円。値上がり815(値下がり1276)。10年債0.025%(-0.005)。米10年債0.778%(-0.002)上海総合が3358(+2.64%)で引けた。マザーズ指数の引け1351.22(+1.23%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。レンジ内方向感なしだ。14日取材のため、15日付本欄休載になります(了凡)