証券ビュー

アンコール伊勢町

かぶせ線が売りサイン 米国3連休でポジション調整先行 (2020.10.12)

 前週末反落。日経平均小陰線の引け。「かぶせ線」が出た。売りサインといわれ、上昇力の衰えを示す。米国が12日(コロンブスデー)まで3連休。通常取引で始まるものの、トランプ氏が15日バーチャル討論会を拒絶。ポジション調整が先行しそうだ。米大統領選まで1ヵ月足らず。追加支援を巡る与野党協議がヤマ場を迎え、民主党2.2兆ドルに対し共和党1.8兆ドルの攻防。バイデン氏がいくら世論調査でトランプ氏をリードしても、下院で可決した法案を上院で否決されると無効。RCF(政治情報サイト)の調べで民主党47、共和党46、互角7が議席予想という。9日、ダウ161ドル高(8日122ドル高)。9月2日以来1ヵ月ぶり高値をつけたが、経済対策の成立に上院の可決が必要で歩み寄りの段階。大統領選まで合意できない懸念が「かぶせ線」にうかがえる。中長期線が上向きだけに、間髪入れず9日の2万3725円を上回るとかぶせ抜き。2万4000円台も考えられる。日経平均先物によると、9日大証の引け2万3570円(-0.25%)に対し夜間取引3560円、シカゴ円建て3540円と小甘い。しかし、ダウ先物2万8543ドル(+0.82%)なら満更でもない。VIX恐怖指数25.00(-5.16%)、WTI原油先物40.55(-1.55%)。金先物1936(+0.53%)、ビットコイン円1,198,700(+2.58%)。それなりに反応している。日経平均も8日コロナ後戻り高値を更新。9日マイナス圏でもみ合い、中小型や新興市場の水準訂正が目立つ。マザーズ指数1334.84(+1.14%)然り。デジタル化の■■■■■■■■(****)や■■■■■■■■(****)、遠隔治療の■■■■(****)などユニーク。■■■■■■■(****)も切り返した。156円で引け565万株の商い。主幹事大和と副野村の陣取り合戦。一連のがんワクチンに加えコロナ感染制御を目指すペプチドワクチン特許取得が新たな手掛りだ。同ワクチンがウィルス変異に影響を受けないペプチドを選定。ヒトタンパク質に含まれるアミノ酸配列に類似したペプチドを外し、ADE(抗体依存性感染増強)のリスク排除。活発な変異に対応し安全性を重視したところがミソ。ノーベル賞落選売りを吸収した。2日現在、信用倍率2.6倍。6日急落から好取組とみられ、規制を前例に地道な足取り。「スーパーワクチン」と聞いている。11月15日「日米がんサミット」でも注目を浴びそうだ。月末にかけて7~9月期決算発表本格化。米大統領選との絡みで日計り中心のもち合い。新たな段階を迎える。日銀が2021年度にデジタル通貨で実証実験。欧米中銀と現金のほかデジタル通貨を共有し先行する中国をキャッチアップ。仮説にしても、日本が欧米中銀バブルの肩代わりに担がれた。これから半年で「コロナ後」がわかる。追って経済急回復が見込まれ、日経平均4万円説に現実味。乗り切った者に与えられる。
 9日の日経平均27円安。大引け2万3619円。TOPIX1647(-8)。東証一部の出来高10億1300万株、売買代金2兆1200億円。値上がり690(値下がり1405)。10年債0.030%(-0.005)。米10年債0.778%(-0.002)。上海総合が3272(+1.68%)で引けた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。デフォルトリスクが増大する中で株高なしに回らない。(了凡)