サプライズ始まる10月 名乗りをあげたノーベル賞関連 (2020.10.01)
4日ぶり反落。日経平均中陰線の引け。「並び赤」の酒田五法も裏目に出た。前日ダウ131ドル安を受け日本時間9月30日後場急落。5日移動平均線2万3305円、25日線2万3278円も下回った。米大統領選第1回TV討論会で「バイデン氏優勢」が伝えられダウやS&P先物など軒並み安。激戦の見込みや結果判明の遅延、トランプ氏が負けた場合に収拾がつかない旨も嫌気された模様。中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)が8月51に対し9月51.5(予想51.2)に上昇し米中バランスも悪い。事前にチャートで大相場型をつくり、売りたい強気に嵌まった向きが少なくない。日経平均先物によると、9月30日大証の引け2万3180円(-1.45%)にひきかえ夜間取引3200円、シカゴ円建て3215円と現物並み。ダウ先物2万7116ドル(-1.07%)が現物より約300ドル安い。VIX恐怖指数26.99(+3.05%)、WTI原油先物38.91(-0.97%)。金先物1888(-0.75%)、ビットコイン円1,134,465(-1.05%)など動転気味。第2回討論会(10月15日)、第3回(22日)のほか、11月3日一般有権者による投開票、12月14日選挙人による投票。年明け1月6日大統領と副大統領当選者正式決定、20日大統領就任式まで宙ぶらりん。この上、連邦最高裁まで決着がつかないといわれ長丁場。米街頭で左右武装勢力の衝突も予想され、緩和マネーが路頭に迷い始めた。9月半ばから人気化した米ETF(上場投信)の資金が流れ出し金利上昇。バンカメの集計した低格付け社債の平均金利が25日5.99%に上昇。8月末より0.6%上がった。株安に呼応して社債にも売りが膨らみ供給過剰懸念が伝えられる。7、8月米政府やFRB頼みの上昇が続き、経済指標が悪化した8月後半ハイテク中心にレバレッジで飛ばした分10月我に返る場面。今後サプライズが続出しそうだ。コロナ対策にめどが立たず、追加経済対策と「財政の崖」も手詰まり。10~12月期、来年1~3月期米大統領選に伴う混乱を見越した初動。10月2日満月売りを変化日に17日(土)の新月と31日(土)の満月が鍵を握ると述べた。名乗りをあげたのが■■■■■■■(****)。前場小戻し、後場引けにかけて急伸。177円で引け3039万株の商いが手掛かりだ。オーナー★★★★名誉教授(67)にノーベル賞の声がかかりカウントダウン。夜間取引で続伸している。がんワクチン実用化を巡るもので、2010年ヒトゲノム国際機構・チェン賞を受賞し12年4月から18年6月までシカゴ大学医学部内科・外科教授を通じて海外でも指折り。18年4月内閣府戦略的イノベーション創造プログラムディレクターとなり、20年クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞受賞が伝えられた。週末から来週明け発表に向け、ノーベル賞関連を先取りする相場。万一外れても倍返し。11月15日の「日米がんサミット」が予想以上の下馬評で問題ない。6月10日の高値229円を抜くと一本立ちも考えられる。同社の場合、ゲノム創薬で免疫療法だけに類似会社がない。10年越し、モノになりそうだ。コロナや米大統領選にびくともしないのが取り柄だ。
9月30日の日経平均353円安。大引け2万3185円。TOPIX1625(-32)。東証一部の出来高14億4200万株、売買代金2兆9000億円。値上がり253(値下がり1892)。10年債0.015%変わらず。米10年債0.647%(-0.005)。上海総合が3218(-0.20%)で引けた。マザーズ指数の引け1226.58(-0.06%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。10月からサプライズが始まる。(了凡)