無事乗り切れば御の字 本尊筋のリセットに無理がある (2020.09.04)
続伸。日経平均小陰線の引け。コロナ前2万3386円(2月21日)を上回った。買い戻しによるもので後場伸び悩み。経済が8割水面下といわれ、地銀のほか出遅れの水準訂正。6、7月にわかに浮き足立った企業や家計のマネーストックが時ならぬインフレを齎した。2日、ダウ451ドル高。先駆したアップルやテスラが売られ、コカ・コーラ、IBMが買われたように日本も追随。米財政赤字が今年350兆円(3倍)に膨らむ中でSEC(米証券取引委員会)がロビンフッドを立ち入り調査。行き過ぎにブレーキがかかった。上値のフシといわれる8月25日の高値2万3431円を上回り、騰落レシオ108.9%(東証一部25日)とあって2万4000円を視野。決して悪くない。株だけ見ると、今後世界経済がV字型回復の勢い。しかし、自粛解除と経済再開が全体の一部にとどまり、今後各国とも感染再拡大のたび社会と経済再開を中断。事実上、恐慌状態が尾を引く見通し。政府や御用メディアが明るい情報を流しても、持ちこたえられなくなった企業倒産・失業増これから。備蓄資金が底をつき、経費を賄えなくなる点家計も同じだ。既に先進国の実質失業率20%前後といわれ、多くの人が再開してもピンチ。世界で5~10億人の中産階級が貧困層に転落するという。せめて米大統領選や自民党総裁選が捌け口。前日述べたVIX先物10月限の高騰や、2日英ブックメーカー(賭け業者)が直近トランプ氏の劇的巻き返しを伝え、株のほか債券、金などすべて投機対象。市場もささくれ立っている。日経平均先物によると、3日大証の引け2万3470円(+0.73%)対し夜間取引同、シカゴ円建て3465円。ダウ先物2万9052ドルと現物が割高。VIX恐怖指数26.28(+0.61%)、WTI原油先物40.71(-1.95%)。金先物1935(-0.46%)、ビットコイン円1,206,633(-0.65%)にもいえる。現物がコロナ前を回復しても先物が首を振る場面。4日米雇用統計を受け、11日メジャーSQ。17日新月にかけて第2幕が上がる。来年の初動に過ぎないが、首相辞任とダボス会議延期にコロナ長期化など我に返った。11月の米大統領選決着つかずと述べた。ハードランディングが予想され負けるが勝ち。日本はおろか世界中混乱するとみられ、トランプ氏の狙いが連銀(FRB)潰し、世界撤兵、覇権崩壊だけに始末が悪い。FRBのQE(量的緩和)が延々続き、ドル暴落と金暴騰で次の幕。トランプ氏自ら首相に圧力をかけロックダウン(都市封鎖)を指示。首相は難を逃れ都知事に肩代わりしたという。トランプ氏再選なら2期目の終わりまで5年。WHOが「コロナ危機5年」というのもわかる。地球温暖化現象が化石燃料による人災でなく、太陽活動に伴う天災ともいわれ、本尊筋の身勝手なリセットに無理がある。
3日の日経平均218円高。大引け2万3465円。TOPIX1631(+7)。東証一部の出来高10億2100万株、売買代金1兆9300億円。値上がり1168(値下がり898)。10年債0.035%(-0.005)。米10年債0.656%(+0.014)。上海総合が3384(-0.58%)で引けた。マザーズ指数の引け1170.47(-0.21%)。確りだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。半年、1年無事乗り切れば御の字だ。(了凡)