にわかインフレ齎す VIX先物10月限の高騰が決め手 (2020.09.03)
反発。日経平均短陰線の引け。「トンボ」になった。ミクロで売りサイン。閑散に売りなし。2日満月、転機とみられる。1日ダウ215ドル高。アップルとウォルマート2銘柄で90ドル超持ち上げ、S&P500種・ナスダック揃って最高値を更新した。テスラが上場初の株式売り出しを実施。最大50億ドル(発行済みの1%)といわれ、発表後475ドル(-4.6%)で引けた。6月末86億ドル現金同等物があり、分割を加味すると年初から6倍に化け強欲な印象。売りたい強気と考えられる。VIX先物10月限の高騰が決め手。11月米大統領選後の波乱を示唆するもので、1日26.1に対し10月限33.5.9月限や11月限より高い。現在、リスプレミアム6.9%。2004年に始まって以来最悪のイベントリスクという。3月18日につけた高いプレミアムに次くもので、当日期近物の満期日に当たり除外した。2日付、日経スクランブルの6段抜き「コロナ高の自社株売り」が如何にも露骨。大手の経営者やオーナーによる大規模な売却が伝えられインサイダー批判頻り。来年の初動に違いない。FRBが3月無制限緩和に踏み切って以来「八百長相場」が気になるところだ。4日、米雇用統計発表も額面通り受け取れない。11日、メジャーSQに皺寄せが予想される。日経平均先物によると、2日大証の引け2万3300円(+0.60%)に対し夜間取引3400円、シカゴ円建て3435円。ダウ先物2万8818ドル(+0.68%)と確り。VIX恐怖指数25.89(-2.31%)、WTI原油先物42.87(+0.26%)。金先物1975(-0.16%)、ビットコイン円1,248,007(-1.08%)然り。株のほか債券、金など「全部買い」の様相という。経済全体のマネーストックが浮き足立っている。コロナ長期化に伴い景気低迷、デフレ圧力が伝えられる中で錯覚が先行した。日本の場合、銀行貸し出しが企業向け7月前年比+6.4%。6月の特別定額給付金による家計ベース同+19%もあって金余り。米国の消費者物価も食料やエネルギーを除き7月+1.6%と上放れ。にわかインフレを齎した。17日新月にかけて第2幕がやってくる。仮説と検証によるもので、2日「安倍政権を継承し前進する」旨強調した菅官房長官の出馬表明に似ている。観光と地方経済、携帯値下げが看板。中国に対し香港や尖閣問題にも持論を展開するという。運勢によると、心の世界の住人。2020年天中殺明けでまだ不安定。来年後半から次第に上昇。真面目で几帳面。若い時から様々な資格に挑戦。社会に出て認められた。新たな役割に発奮するという。中継ぎ・ワンポイントであれ、これから半年・1年が日本の命運を左右するだけに天の計らい。活躍を期待できる。トランプ氏は独立独歩。2020~21年天中殺。数年後苦労が実るという。米国はコロナ危機を奇貨に戦後の覇権を放棄。米軍撤退による多極化に乗り出した。危機長期化、QE(量的緩和)促進、鎖国化など世界再編に拍車がかかる見通し。錯覚から我に返る時を迎えた。
2日の日経平均109円高。大引け2万3247円。TOPIX1623(+7)。東証一部の出来高9億7600万株、売買代金1兆8700億円。値上がり1228(値下がり846)。10年債0.040%変わらず。米10年債0.691%(+0.015)。上海総合が3404(-0.17%)で引けた。マザーズ指数の引け1172.95(+1.60%)。高値を更新した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。10月が決め手になりそうだ。(了凡)