新月から満月にかけて 群れから離れ隣人を助ける関係に (2020.08.18)
週明け反落。日経平均小陰線の引け。5日移動平均線2万3045円を上回った。寄り前発表された4~6月期GDPマイナス27.8%(年率)織り込み済み。日経平均先物が前週末シカゴ円建て終値2万3140円を下回らず、8月12~13日空けた窓埋めも下限の2万2874円に至らず。SQが岐路になった。17日NY連銀製造業指数(8月)、18日米住宅着工(7月)、20日フィラデルフィア連銀製造業指数(8月)など新たな手掛かり。11日から外資の買い戻しが目立つ。レバノン爆発やイスラエル・UAE国交正常化を呼び水に米大統領選含みの株高。4~6月期米国のGDPマイナス32.9%、英国同59.8%、ドイツ同30%超のほか7~9月期の回復も緩やかとみられ違和感がある。ブルームバーグによると、米小売り売上高の戻りが鈍く、週末予定されていた米中協議無期延期という。ロイターによると、S&P500種が米大統領選前3ヵ月上昇すると現職勝利。1930年以来変わらないという。トランプ氏の場合、8月に約3%上がったものの3ヵ月後が問題。景気後退の途中で再選を果たした例がないだけにS&P次第という。米国では大統領選より相場変動の備えが先行。ウォーレン・バフェット(89)が4~6月期、ウェルズ・ファーゴやJPモルガン・チェース、ゴールドマンなど大手金融株を売り、カナダ産金大手バリック・ゴールドに乗り換えた旨の報道頻り。カネがカネを稼ぐ錯覚に取り憑かれた儘だ。19日新月から9月2日満月にかけて「錯覚から我に返る場面」と述べた。米中対立とコロナ感染再拡大を巡るもので、来年1月ダボス会議のテーマ「グレート・リセット」カウントダウン。コロナ感染とワクチン開発が利権絡みの上、インサイダー情報による「八百長相場」といわれガス抜きも考えられる。日経平均先物によると、17日大証の引け2万3080円(-0.86%)に対し夜間取引3110円、シカゴ円建て3125円。ダウ先物2万7863ドル(+0.26%)と小康を保っている。VIX恐怖指数22.46(+1.49%)、WTI原油先物41.97(-0.10%)。金先物1968(+0.64%)、ビットコイン円1,267,371(-0.19%)然り。徐々に群れから離れ、隣人を助ける方に回らないと後日ツケが回ってくる。14日述べたように、GAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)の時価総額が東証一部全銘柄(17日約613兆円)をしのぐ規模。ひところ日本の土地バブルで米国が買えたように、ハイテク4銘柄で日本を買える場面が到来した。夏枯れ返上。理由がはっきりするまで迂闊に出られない。17日、上海総合3438(+2.34%)にも明らか。米ドル締め出しを受けた人民元が大本営発表により動き出した。
17日の日経平均192円安。大引け2万3096円。TOPIX1609(-13)。東証一部の出来高8億1900万株、売買代金1兆5000億円。値上がり635(値下がり1452)。10年債0.040%(-0.005)。米10年債0.694%(-0.014)。マザーズ指数の引け1051.08(+0.11%)。1144が射程圏に入った。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。人を助ける銘柄が次の焦点になった。格差をなくしいい関係を広げるためだ。主要国の金融当局が2008年の金融危機に懲りて大規模な利下げ、金融システムに異例の直接介入。薬が効き過ぎで中毒になっている。コロナ蔓延でなおさらだ。19日から9月2日まで興味深い。(了凡)