14日のSQが岐路に この儘いくとハードランディング (2020.08.14)
窓を空けて続伸。日経平均小陽線の引け。6月8日の戻り高値2万3178円を更新した。米主要3指数反発によるもので、一転バリュー株売りグロース株買い。14日にSQを控えポジション調整。米国でS&P500が引け最高値を更新できずTOPIXも伸び悩んだ。7月21日新月買い、8月4日満月売りを見送りニュートラルの状態。微妙な場味になっている。日経平均先物によると、13日大証の引け2万3210円(+1.35%)に対し夜間取引3200円、シカゴ円建て3175円。ダウ先物2万7822ドル(-0.16%)と弱含み。VIX恐怖指数22.35(-6.99%)、WTI原油先物42.78(-0.26%)。金先物1940(-0.37%)、ビットコイン円1,222,273(-1.26%)。さらに、上海総合3320(+0.04%)、香港ハンセン25,230(-0.05%)など上値が重い。意外高、本格高のチャートとなりSQが岐路になった。バリュー・グロース反対売買とドルの買い戻しが一巡し手掛かり難。一時2092ドルをつけた金先物も一割押しで底堅い。このため、週明けにも反落。米大統領選や中国指導部の手詰まりが表面化。コロナ感染とワクチン開発が利権絡みだけに調整が尾を引きそうだ。開発中のワクチン150種以上。治験成功率約20%。過去最短で4年かかった。それも、ウィルス変異により免疫効果短期間。特例尽くめで追随しても副作用がつきもの。ナスダックのモデルナが7月17日95ドルを最高値に直近60ドル台だ。ビル・ゲイツのせいでスワリが悪い。12日のNY市場でテスラの5分割が持て囃され、CLO(ローン担保証券)やSPAC(特別目的買収会社)、ロビンフッド活動(手数料無料スマホアプリによる個人投資家の短期売買)も伝えられ伸び切った印象。8月持ち堪えても9、10月馬脚を現すとみられる。国内でも株の値動きが軽くなり、投信に個人マネーが寄ってきた。7月差し引き5000億円流入という。共産主義に続き資本主義も失敗したといわれる今日、コロナ後を模索する動き。この儘いくとハードランディングが避けられない。経済や社会が行き過ぎたグローバル資本主義と逆の方向に舵を切るのも時間の問題。小規模分散化が解の一つという。インド建国の父といわれたガンジー(1869~1948)。自由貿易や工業化に反対し、消費や投資を通じて「身近な人を助ける」ことから始めた。お金を寄付するのでなく隣人が生産した商品を買うことで支援を広げたという。地元でつくった商品を近隣の人が消費する場合、おのずと倫理が働くためだ。グローバルからローカル、大規模から小規模、中央集権から分権になるわけで政策効果が大きい。日本をはじめ世界中グローバル資本の支配下に置かれたゆえの活路。GAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)の時価総額が東証一部全銘柄(約612兆円)をしのぐ規模となり、日本の土地バブルで米国が買えた当時に似通っている。
13日の日経平均405円高。大引け2万3249円。TOPIX1624(+18)。東証一部の出来高14億1100万株、売買代金2兆5500億円。値上がり1478(値下がり615)。10年債0.030%(-0.005)。米10年債0.666%(-0.008)。マザーズ指数の引け1032.10(+2.30%)。切り返した。値上がり率ランキングによると、関係分でシンポ(5903・JQ)■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。14日のSQにかかってきた。(了凡)