錯覚が続くNY市場 イールドカーブ実施し株高に成功 (2020.08.11)
前週末続落。日経平均小陰線の引け。後場中頃下げ渋った。上海総合3354(-0.96%)、香港24,531(-1.60%)、3連休など仕掛け売りを吸収。7日ダウ46ドル高(一時163ドル安)になった。大本営発表といわれながら、米雇用統計(7月)に伴う景気後退懸念一服。対中規制強化や香港長官ら制裁、追加経済対策協議難航など一進一退。現物が先物より割高でまともに受け取れない。半導体や素材関連が売られた。日経平均先物によると、7日大証の引け2万2340円(-0.22%)に対し夜間取引2450円、シカゴ円建て同。ダウ先物2万7357ドル(+0.26%)。VIX恐怖指数22.21(-1.94%)、WTI原油先物41.56(-0.93%)。金先物2036(+0.40%)、ビットコイン円1,232,000(-0.10%)など夏枯れとみられる。8月の場合、4日満月売りに対し19日新月買い。決算発表が一巡し旧盆明けから我に返る場面。錯覚が続くという。例えば、7日のNY市場。FRBがコロナ向け金融政策を危機モードに切り替え5ヵ月。「勝利」を仮説に日経がよいしょ。3月ゼロ金利再開と米国債無制限買い入れによりドル安に誘導。リスク資産の価格上昇を促し株高成功と持ち上げた。長期金利から期待インフレ率を引いた実質金利マイナス1.08%。9月に消費者物価上昇率2%を見越し緩和を進める模様でマイナス2%まで低下。さらに株高が見込まれる。1942~51年にかけて短期金利を釘付けし、長期金利の上限を設定するYCC(イールドカーブ・コントロール)を実施。成功したためだ。バンカメの分析で導入前半42~46年にかけて主要株価指数倍増。PER7倍が21倍になったという。前週、ワクチン開発進展を受け株式購入推奨が相次いだ。これに対し、5月末米アトランタ連銀が「4~6月期米GDP51.2%減少」を発表。貿易・財政双子の赤字が限界に達し、これ以上米国債を発行して輸入できなくなった途端に逆回転。ウォルマートが中古品販売を始めたという。当時ミネソタで起きた白人警官が黒人の首を膝で押さえつけ窒息死させた事件で抗議デモも不自然。当事者2人とも昨年末まで警備員として働く同僚だった。暴動で逮捕された8割がミネソタ市民でないという。本尊筋がコロナ騒動をきっかけに「世界の再起動」を呼び掛け、彼らの一極支配を来年1月ダボス会議「グレート・リセット」に向けている。子供じみており、のぼせ上がったものだ。前日、コロナとワクチン利権がセットとわかり、米国債大量発行につながる旨述べたばかり。スペイン風邪(1918~21)の元凶がワクチン強制。第1次大戦の連合国でフランスの兵士が接種を拒否。彼らだけ助かったという。製薬会社の治験報告や政府窓口、ジョンズ・ホプキンズ大のデータなど数合わせ。ノーベル賞の受賞者を多数輩出し私腹を肥やしているという。
7日の日経平均88円安。大引け2万2329円。TOPIX1546(-3)。東証一部の出来高11億8900万株、売買代金2兆2700億円。値上がり908(値下がり1183)。10年債0.010%(-0.005)。米10年債0.562%(+0.022)。マザーズ指数の引け1035.19(+1.18%)。クライマックスがやってくる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。200日移動平均線2万1978円を下回らないと意外高も考えられる(了凡)