長期強気のシグナル 2022年までFRB副議長が表明 (2020.07.15)
反落。日経平均小陰線の引け。5日移動平均線2万2526円を上回った。13日、S&P500とナスダック安を受け先駆株に利食い。ダウ先物小動き、上海・香港株安に呼応するもの。東証一部の騰落レシオ25日平均線72.75。売られ過ぎの80%を下回り買いに分がある。好材料待ちだ。週明けNYで大型M&Aが持ち上がり、米半導体大手が同業を約2兆円で買収する旨好感したが、カリフォルニア州がコロナ感染拡大を受けて再び営業制限。綱引きが続いている。南シナ海領有を巡る米中や中国とベトナム、フィリピン、台湾など利害対立も懸念材料。日本も防衛白書で「中国警戒」を明記した。13日現在、コロナの世界累計感染者1300万人(死者57万人)と伝えられWHO(世界保健機関)お手上げ。区別のつかない人災と天災に翻弄され7~9月期入り。14日JPモルガンを口火に米主要企業4~6月期決算発表が新たな手掛かり。株のV字型回復に対し実体経済の足取りが見ものだ。これまで半年、主要指数の騰落率によると、ダウ-9.6%、S&P-4.0%、日経平均-5.8%にひきかえ、ナスッダク+12.1%、金+17.4%と異色の展開。WTI原油-36.7%が印象に残る。需給均衡に5年かかるといわれ、米テスラと対極の関係。エジソン(1847~1931)と「電線なし」で覇を競った天才発明家ニコラ・テスラ(1856~1943)と何の関係もない。2003年設立され売り上げなしで上場し■■■■■■(****)の時価総額を抜いた手品のような会社。いかにも、アメリカンドリーム。実体がなく資本市場が磁場になっている。日経平均先物によると、14日大証の引け2万2570円(-0.62%)に対し夜間取引2590円、シカゴ円建て2605円。ダウ先物2万6074ドル(+0.41%)と底堅い。VIX恐怖指数30.72(+12.57%)、WTI原油39.72(-0.95%)。金先物1795(-1.05%)、ビットコイン円989,097(-0.44%)にもうかがえる。7日、FRB副議長が述べた追加策の余地強調によるもの。景気支援策が必要な場合、当局がフォワードガイダンス(前もって将来の金融政策を表明)と資産購入に目を向ける。できることがもっとある。必要なら実行することもさらにある。6月9、10日開催のFOMC(連邦公開市場委員会)で政策金利をゼロ付近に据え置く一方、2022年まで水準を維持する旨明らかにした。コロナについても、一部大規模な州で感染増が見られ、疫学者ではないが注意深く見守っている。米経済が2番底に突入するシナリオについて、当局の基本にない。ウィルス感染動向に左右されると述べた。14日伝えられたのが中国創業板指数急落。一時3.5%安。年初来60%超上げ反動に見舞われた。深圳のスタートアップ向け市場。外国人の記録的な売り越しが伝えられた。日本は負けるが勝ち。大や中より小さなクラスターで適応。世界の「八百長相場」を乗り切ることだ。
14日の日経平均197円安。大引け2万2587円。TOPIX1565(-7)。東証一部の出来高10億9600万株、売買代金1兆9700億円。値上がり814(値下がり1263)。10年債0.020%(-0.005)。米10年債0.629%(+0.011)。上海総合が3414(-0.83%)で引けた。マザーズ指数の引け997.41(-1.57%)。3日ぶり反落した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。前日述べた長期強気のシグナルが心強い。(了凡)