7月以降負けるが勝ち 大や中より小さなクラスターよし (2020.07.14)
週明け全面高。日経平均中陽線の引け。場味が好転した。前週末米主要3指数上昇を受けダウ先物が高いほか、上海総合や香港ハンセン指数も堅調とあって、引けレバレッジ型ETF(上場投信)の信用買いという。前週末と打って変わり、5日線2万2531円に25日線2万2436円を上回った。東証33業種全て値上がり。関係分の■■■(****)が19年振り高値を更新し、■■■■■■(****)は4ヵ月ぶり全工場(世界26拠点)を再開する見込み。10日ETF分配金売りが一巡し、騰落レシオ25日移動平均70.61%。売られ過ぎ80%を下回り買いに分がある。先物の買い戻しも目立つ。裁定残によると、7月3日現在、売り1兆8447億円(241億円増)、買い3849億円(61億円増)と3週膠着状態。大幅な売り長に変わりなく、もち合い放れの前兆とみられる。12日米コロナ新規感染6.1万人、同日まで1週間に東京同1000人超といわれ、警戒感こそ強いものの死者がピークを越した情報もあり綱引き。前週末、ワクチンや治療薬開発を手掛かりに米経済再開を打診する動きが口火になった。ゴールドマンによると、S&P500企業2020年1株利益110ドルを115ドルに上方修正。21年170ドル、22年188ドルに引き上げいい気なものだ 。俗に、ガバメント・サックスといわれる。6月23日、29日から上昇ピッチが上がると述べた。小耳にはさんだもので、日経平均の25日移動平均線と200日線がミニゴールデンクロス。先高を示唆する。6月末、12ヵ月移動平均線が24ヵ月線を上回りゴールデンクロス完成。長期強気のシグナルといわれる。アベノミクス3度目。2013年1月、17年6月に次ぐもので20年7月から本格化。米大統領選の結果にかかわらず高いと伝えられる。外資が先物をはじめ日本株を買っているのも事実。昨年8月米金融政策の限界が逆イールド(長短金利逆転)を生み、半年後コロナを巻き込んで暴落した経緯に似ている。非なるものも確か。長期強気が物語るもので同慶の至りだ。前日、あらゆるリスクを先送り。コロナ禍が安心安全の流れをつくると述べた。米国でいえば、独立戦争や南北戦争、第2次大戦に次ぐ80年周期。天王星84年・おうし座7年周期(2019 3/6~26 4/26)に見合うもので、コロナも100年前のスペイン風邪に匹敵する材料。大や中より小さなクラスターよし。適応に分がある。欧米や中露など大国意識が抜けず、長期強気に馴染まない。過去10年で資産を倍にした富裕層に対し、今後さらに所得を増やし、一般国民がずるずる転落するさまを見ていられない。日本経済転落をもたらしたのが米国、日銀、財務省といわれるだけに、市場が国の舵取りを左右する場面でもある。7~9月期、関係分の■■■■■■(****)と■■■(****)が軸足。■■■(****)と■■■■■■■(****)を後押しするプログラム。日経平均先物によると、13日大証の引け2万2710円(+1.88%)に対し夜間取引2750円、シカゴ円建て2755円、ダウ先物2万6189ドルと確り。VIX恐怖指数27.67(-5.93%)、WTI原油先物39.91(-1.58%)。金先物1813(+0.62%)、ビットコイン円996,998(+0.17%)。そこそこのレベルだ。
13日の日経平均493円高。大引け2万2784円。TOPIX1573(+37)。東証一部の出来高12億1500万株、売買代金2兆1300億円。値上がり2032(値下がり126)。10年債0.025%(+0.010)。米10年債0.648%(+0.006)。上海総合が3443(+1.77%)で引けた。マザーズ指数の引け1013.35(+0.97%)。切り返した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。7月以降、負けるが勝ちだ。(了凡)