下値の目安200日線 緩和マネー香港からシンガポール (2020.07.02)
反落。日経平均中陰線の引け。3日連続5日移動平均線2万2235円を下回った。米主要3指数続伸や1ドル108円台の円安を受け入れる一方、寄り前日銀短観(6月)のDI-34(前回-8)が伝えられ大企業製造業の景況感予想以上に悪化。後場、香港国家安全法で初の逮捕者が伝えられ、都内のコロナ感染拡大に伴い再び緊急事態宣言も懸念され一段安。東証一部の値上がり274(値下がり1849)にとどまった。200日線2万1864円が下値の目安。2日米雇用統計、3日米休場(独立記念)、5日満月を加味して高いと述べた。後ろの後ろが前、否定の否定が肯定という理屈に近い。前日ロイター電で「相場はどこにも向かっていない」。1日1日派手に見えても「20日分足してみればゼロ」の延長上。裁定残にも明らかだ。6月26日現在、売り1兆8206億円(-672億円)に対し買い3788億円(+148億円)と小動き。依然、大幅な売り長に変わりない。1930年代の大恐慌以来80年ぶりの事態。7-9月期、新月満月に委ねたわけで、週末か来週明け高い旨仮説を立てた。米大統領選に今秋「総選挙」含みで売りに分があると考えにくい。未曽有の緩和マネーが米中対立と香港に適用される「治安維持法」によってシンガポールに流れ出した程度。英語と中国語で不自由しないし、法人税率17%や所得税率22%(最大)も魅力。香港の「中国化」によるものでオフショア(域外)シフトが話題になった。6月5日、シンガポール金融通貨庁の発表によれば、4月の非居住者預金残高が620億シンガポールドル(前年同月比+44%)という。日本は根強い現金主義にハンコ社会といわれる徹底ぶり。7-9月期どころか半年、1年後も微動だにしない。日経平均先物によると、1日大証の引け2万2090円(-0.63%)に対し夜間取引1970円、シカゴ円建て2010円。ダウ先物も2万5482ドル(-0.81%)と反落。VIX恐怖指数30.98(-2.52%)、WTI原油先物39.91(+1.63%)。金先物1795(-0.26%)、ビットコイン円985,067。事実上、足踏みだ。直近1930年代と共通する面が多く、主要国のトップが既得権を足枷に落ち目。後継者も育っていない。コロナ禍で明らかになった。ドイツが中国に深入りし移民を受け入れた上、欧州復興資金に肩入れして持ち直すように見えるが、日本と同様敗戦国が共通項。コロナ第2、3波をこなし半年、1年後ものになるかどうか。7-9月期、めいめい主要企業が持ち堪えるか否か目を離せない。関係分の■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など軸足に■■■■■(****)、■■■■(****)よし。5月に入り■■■■■■■(****)と■■■(****)の復活にめどをつけた。
7月1日の日経平均166円安。大引け2万2121円。TOPIX1538(-20)。東証一部の出来高11億8400万株、売買代金2兆0300億円。10年債0.045%(+0.020)。米10年債0.682%(+0.025)。上海総合が3025(+1.38%)で引けた。マザーズ指数の引け997.90(-1.40%)。もうひと山見える。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。コロナ禍、第2、3波を踏まえワクチン関連が天井を打つまで収まらない。(了凡)