年度末控え手詰まり SQまでもつれる高値整理 (2012.03.02)
啓蟄より春一番の気配。目まぐるしい。年度末を控え手詰まり。売り買い先物の仕掛けが続発している。2月29日の米朝合意、ECB57兆円追加供給、FRB3次緩和見送りなど買い一巡で売られ、売り一巡で買われる展開。AIJやエルピーダの破綻も影響が大きい。いずれも問題解決に程遠く、仕掛けても続かないようだ。2月20日を小天井に旬日の高値整理。3月9日のSQまでもつれると述べた。先駆した■■■■■(****)1万6000円、■■■■(****)で7800円が当面の目安。黄金分割によるもので上値がつかえた印象。■■■(****)の場合、3月1日11万100円が2番底。1月18日10万7300円につぐもので、2月28日19万2700円を戻り高値に2日連続ストップ安。同29日発表した「今後の開発方針」で大半の見切り売りを吸収した。同社のワクチンは1964年に出た丸山ワクチンとモノが違うが、当時ゼリア新薬の承認申請に対し1981年中薬審が「有効性を確認できない」と同文で却下。その後自己負担治験薬として延べ39万人、現在も3万人の患者が投与を受けているという。2月28日★★★102による膵臓癌治験効果が統計学上認められなかったというが、自前の★★★★★‐A24をはじめ■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、さらに ■■■■(****)と組んだプロダクト10の開発パイプライン健在。膵臓癌★★★‐CO1がⅢ相に達し、胆道癌★★★102Ⅱ相終盤。3月2、3日中村祐輔教授(59)の声明があるという。個人のほかファンドの投げも相当あり、彼らは下がると売るから始末が悪い。出来高3万5885株といえば2週間分。信用残も1万株玉砕した。NHKの発表を除き客観情勢が順調だけに、ファンドの処分が一巡すると真空地帯を駆け上がる。半値戻し14~15万円どころに落ち着くはずだ。日経が3月1日付トップでワクチンの続報を伝えヨイショ。中村教授は2、3月上昇運で何か飛び出すとみられる。受け売りだが、2月24日、米財務長官がNY警察により拘留、尋問され多くの金融犯罪について証言した後に釈放。外国逃亡阻止のため、武装警官が24時間監視つきという。同長官は自分も現大統領もブッシュ父子のため働いていると述べたが、同父子も出国を許されていない。一方、ギリシャは本尊の傀儡といわれる現首相に代わり、4月の選挙で前首相が返り咲き。二次支援が反故にされる見通し。イタリアも「大ドイツ」傘下を嫌い、リラ復帰を真剣に考え始めたという。前後するが28日、福島1号機で黒煙が噴出。2号機5階で220シーベルトの放射能が観測されたという。表も裏も大変である。
日経平均は15円安。9707円の引け。出来高26億3400万株、売買代金1兆4900億円。後場円高に振れ先物売り。おじけづいたファンドが処分売りに追随した。大半出来上がり先物に振り回されている。持ち駒では■■■■(****)、■■■■(****)が堅調な程度。■■■(****)、■■■(****)も目先8~9合目とみられる。気になるのが■■■■■■■(****)。4月1日付で福田新社長(60)を内定。復興庁と連動する。福島大出身だけに期待をもてる。復興需要のほか次世代パワー半導体の原料といわれる超高純度炭素ケイ素粉末を量産化。次期から寄与する見込み。スケールが拡大してきた。(了凡)