FRBに繋がる小反落 イールドカーブで底引き網引き回す (2020.06.25)
小反落。日経平均十字足。一進一退だ。手掛かり難によるもので、前日ダウ131ドル高にかかわらず、1ドル106円台の円高に振れ膠着状態。2ヵ月半ぶりマザーズに3銘柄上場されIPOが人気を集めた。18日に続く十字足となり気迷い。5日移動平均線2万2470円が下値支持線。75日移動平均線2万0183円と200日線2万1822円が上向きで中長期上昇トレンドに変わりない。日経平均先物によると、24日大証の引け2万2460円(-0.44%)に対し夜間取引2320円、シカゴ円建て2305円。ダウ先物も2万5793ドル(-0.87%)と甘い。ナスダックやマザーズのようにイノベーション(技術革新)に馴染まない。VIX恐怖指数32.75(+3.08%)、WTI原油先物39.80(-1.41%)、金先物1792(+0.57%)、ビットコイン円1,016,779(-0.85%)など小動き。関係分で24日総会後の■■■■■■■(****)も172円十字足。出番待ちだ。がん免疫療法の特許出願件数世界20位、がんワクチン療法同3位という。来年4月設立20年。オーナー格の中村祐輔教授(67)が運気好調。今年後半ステップアップ、数年後に幸運集中と出ている。3月に上場来安値をつけ、倍返しで戻り高値を更新中。7~9月、世界コロナワクチン開発140プログラム(うち13治験入り)と連動。大幅な水準訂正が見込まれる。■■■■■(****)にライセンスアウトした「★-588410」のⅢ相進捗が突破口になった。増担保規制をこなし取組接近。半年、1年後様変わりになりそうだ。
膠着状態の背景がFRBの総資産減少。6月17日現在、残高7兆946億ドル(約755兆円)と1週間で742億ドル減。2月26日以来で3月QE(量的緩和)再開から初めてという。本尊筋の総本山だけに、コロナ禍や原油底割れの失敗を4~6月穴埋めした模様。米国債購入減と海外向けドル供給によるもので、23日述べたイールドカーブシフトが有力。日銀を筆おろしに英米が追随し9月メドのようだ。有事にも対応し先行き金利の急上昇を抑え安全ネットを張るのが狙い。19日、コロナ禍で世界の経済損失が今年16兆ドル(約1700兆円)というのに、富裕層は過去10年で資産を倍にし3分の2が北米と述べた。今回、これ以上金融資産の目減りを防ぎ底引き網で引き回すようなニュアンス。応急処置、対症療法に過ぎず何れ行き詰まる。米国の場合、8月以降も給付継続に向けて第4弾の追加刺激策を検討。1~2兆ドル規模で家計給付も新たに3000~7000億ドルヘリマネを投入するという。こうなると、悲観論はおろか楽観論も行き過ぎ。ひとまず先進国経済を2021年前半正常モードに戻すのが本尊筋の作戦とみられる。トランプ氏が負けるといわれる米大統領選も7~9月巻き返し。ナスダックを軸足にダウ・S&Pを従え史上最高値更新も考えられる。
24日の日経平均14円安。大引け2万2534円。TOPIX1580(-6)。東証一部の出来高11億6900万株、売買代金2兆0300億円。値上がり576(値下がり1522)。10年債0.010%(+0.005)。米10年債0.708%(-0.009)。上海総合が2979(+0.30%)で引けた。マザーズ指数の引け1060.32(+0.86%)。倍返し1144目前だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。小反落でもFRBに繋がっていることがわかった。25日取材のため、26日付本欄休載になります。(了凡)