証券ビュー

アンコール伊勢町

22日新月買い来週高い 過去10年で資産を倍にした富裕層 (2020.06.19)

 続落。日経平均十字足の引け。後場下げ渋った。前日ダウ170ドル安、1ドル106円台の円高が主因。米中ともに経済再開とコロナ感染拡大譲らずナスダック頼み。16~17日外交トップ会談(ハワイ)と19日米国で株の先物はじめ三つの取引期限満了を迎え仕切り直しだ。スピード調整と気迷いが薄商いに乗り移り、18日東証一部の出来高11億1100万株、売買代金2兆円に過ぎない。しかし、25日移動平均線2万1800円が200日線2万1783円を上抜きゴールデンクロス。上昇期待が根強い。米国で前日述べた個人投機熱が話題。政府給付金支給をきっかけに有名人の成金が生まれ、現物のほか最小単位のオプション急増。レバレッジを無視できなくなった。HFT(超高速取引)もそうで個人の注文増。ブームの先駆けとみられ、2000年をまたいだITバブル以来という。円換算の年収400~800万円で給付金を受けた家計が貯蓄、引き出した儘の現金、株の順に動き出した。国内でもマザーズに食指が伸び、18日の指数1033.10(+1.03%)とじり高。経済再開と感染拡大、ワクチン開発も急務だけに「コロナバブル」エスカレート。欧米や日本など治験が相次ぐ7月に本番を迎えそうだ。主要国があらゆる市場支援策を投入した現在、S&P500の予想PER22倍とITバブルに肩を並べる水準。原油先物が伸び悩み、原材料需要低迷を加味すると割高に違いない。OECD(経済協力開発機構)が今秋~冬コロナ第2波が起きると、2020年の世界経済7・6%マイナス成長と気が気でない。裁定残の売り長が積み上がる道理だ。6月12日現在、売り1兆9358億円に対し買い2853億円。SQによるローリングで倍率が6.78(5日5.07)に上がった。6月5日満月売りにひきかえ、22日新月買いが次の変化日。来週高いとみられる。18日、日経がコロナ危機に伴う手元流動性ランキングを報道。関係分の■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)がベスト10に入った。市場がコロナ後残る企業をリストアップ。逐一品定めしているのも事実。総論、各論を通じてふるいがかかった。「3密」から「3散」にベクトルが逆になると拍車。半年、1年後様変わりになる。中国が全人代で「香港国家安全法」を強行し、北朝鮮がケソンの非武装地帯を爆破したのも、コロナ禍に伴う経済の行き詰まりによるもの。強面に見えるが一刻も待てない。油断せず対応しないと巻き込まれる。
 日経平均先物によると、18日大証の引け2万2200円(-1.46%)に対し夜間取引2380円、シカゴ円建て2365円。ダウ先物2万5979ドルとまちまちだ。VIX恐怖指数34.07(+1.19%)、WTI 38.23(+0.71%)。金先物1732(-0.21%)、ビットコイン円1,012,150も方向感なし。19日の引けが22日引っ張られる。
 18日の日経平均100円安。大引け2万2355円。TOPIX1583(-4)。値上がり890(値下がり1164)。10年債0.010%(-0.005)。米10年債0.707%(-0.028)。上海総合が2939(+0.12%)で引けた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。新しい時代のアプローチという点で5Gとワクチン関連が最右翼。今夏、記録的な高値が予想される。■■■■■■■(****)も例にもれない。コロナ禍で世界の経済損失が今年16兆ドル(約1700兆円)というのに、富裕層は過去10年で資産を倍にしたといわれ、3分の2が北米という。(了凡)