コロナ後どう回すか 無定見な資金供給に道筋つける (2020.06.17)
4日ぶり反発。日経平均大陽線の引け。5日移動平均線2万2403円を上回った。15日ダウ157ドル高(一時762ドル安)を受け、外資が先物を買い戻し後場一段高。再びSQ値2万2071円を抜いた。東証一部の値上がり2104(値下がり48)を数え、2018年12月27日2112以来。ロールオーバー後、システム取引に伴うスピード調整によるもので条件反射に近い。15日、FRBが個別企業の社債購入開始を発表。日本時間16日昼、トランプ氏が景気テコ入れ1兆ドル(約107兆円)規模のインフラ支出検討。日銀も政策決定会合(15~16日)で企業の資金繰り支援に特別プログラムの総枠を110兆円(従来75兆円)に拡大。玉突きの全面高だ。世界延べ10兆ドル(約1070兆円)といわれる財政投入が出揃い、企業・家計救済の応急措置を織り込んだ。債務が拡大する中でコロナ後売り上げの落ち込む「7割経済」をどう回すか問題という。昨年11月から2月まで2万3000円台にシコリをつくり、2月21~25日コロナ急落の窓埋め2万3378円なしに次の幕が上がらない。このため、SQを境に総論から各論。無定見な資金供給に道筋をつける上で「コロナバブル」を仮説に立てた。10日からモデルナが切り返しリード役になっている。16日、同社のCEO(最高経営責任者)が「順調なら有効性に関するデータが11月の感謝祭までに判明する」と述べた。米大統領選と重なるだけに胡散臭い動きだ。世界中コロナ禍に見舞われ、企業が4~6月期に続き7~9月期も儘ならないのが現状。各論でやり繰りするほかない。次回米雇用統計発表(7月2日)が総論の見直しにつながる。16日、5日移動平均線を上回り中長期よし。8日の高値2万3178円を抜くと流れが変わる。日経平均先物によると、16日大証の引け2万2360円(+4.73%)に対し夜間取引2380円。シカゴ円建て2385円。ダウ先物も2万6135ドル(+1.79%)と確り。VIX恐怖指数33.98(-5.85%)のほかWTI原油先物37.57(+1.19%)、金先物1738(+0.67%)、ビットコイン円1,022,038(+0.70%)もポジティブな動きだ。16日ロイターによると、4月に野村証券の営業収益が1~3月平均比2割落ち込んだ模様で5月横ばい。コロナ禍で対面営業の大切さがわかったという。約7000人の営業部隊。全税前利益の約4割占めるといわれ、オンライン証券にしてやられた。対面か非対面か踊り場。両刀使い、二刀流が注目される所以だ。
16日の日経平均1051円高。大引け2万2582円。TOPIX1593(+62)。東証一の出来高15億5400万株、売買代金2兆7500億円。10年債0.015%(+0.015)。米10年債0.749%(+0.028)。上海総合が2931(+1.44%)で引けた。マザーズ指数の引け1001.28(+4.49%)。流石に持ち直した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。全面高で玉虫色になった。
リニアの静岡着工が揉めにもめ、6月中に静岡県知事と■■■■(****)の社長が面会予定という。致命的な欠陥が電磁波障害。車体に超電導磁石、ガイドウェイにも電磁コイルを装備。国立環境研究所のデータで安全基準の4万倍。乗客にも発ガンリスクがうかがえる。コロナ禍で見直すのが筋だ。(了凡)