75日線を突破し光明 最初急ピッチ一巡すると次第に緩慢 (2020.05.21)
戻り売りをこなし続伸。日経平均小陽線の引け。75日移動平均線2万0446円を上回った。4日ぶり米主要3指数反落を吸収し、黄金分割による2万2600円を視野。意外な高値が見込まれる。14日国内34県に続き、21日首都圏4都県・関西3府県の自粛解除期待が新たな光明。連日コロナ後の高値を更新し、裁定売り残の買い戻しにつながりそうだ。19日ダウ390ドル安が世界一周したトランプ氏の米大統領選対策を吟味した結果。米国で経済再開に踏み切る州が広がり、コロナ感染増に拘らず景気回復期待が先行。モデルナの「mRNA-1273」や「アビガン」など急ぎ過ぎに物言いがついたものの見切り発車。差し引きプラスで動いているためだ。最初急ピッチ。石油消費も伸びるが、一巡するとロックダウン(都市封鎖)以前。フル稼働できず未稼働も残り失業者が出る。回復が数ヵ月で終了すると次第に緩慢。再建が再開より難しい旨述べた。22日全人代で中国のコロナ経済対策が新たな材料。これまで金融頼みで小粒といわれ、毛沢東以来最悪の景気悪化に備えるもの。7日満月売り、23日新月買いが騙しとも受け取れる。中国の場合、中華思想(世界の中心)が根底にあり周辺小中華。欧米やロシア、日本然り。旧清王朝が満州族なら紫禁城に共産党族が居座り、旧ソ連消滅後も国有企業の不自然な成長で独壇場。監視体制の強化が人々の反発を買い、コロナ拡散の対応も国内外で失望を招いた。直近数ヵ月、共産党支配が不安定になったという。米国がコロナ対策に失敗する一方、中国はアウトブレイク(たちの悪い疾病)を隠蔽しようと初動ミス。その後改竄によりリーダーシップの素振り。米国に解決する意思や能力がないとすれば、21世紀をリードできると勘違いしている。全人代で習氏の威信と権力が傷つけば、対抗勢力に頭角を現した鄧樸方氏(76=鄧小平の子息)出番待ち。上海閥や胡錦濤派に通じ無欲な実力者といわれる。日本も似たような現状。モリカケやサクラで揉め、アベノミクスの限界を物語る検察庁法改正法案見送り。首相のブレーンといわれた岡本氏(享年74)をコロナで失い、■■■■(****)の葛西氏(79)や■■■■■(****)の牛尾氏(89)も取締役を辞任した。潮時に違いない。財務相も同じだ。検察の件で自民党若手議員の突き上げが目立つ。大阪府の吉村知事(44)台頭と軌を一にしている。日経平均先物によると、20日大証の引け2万0550円(+0.10%)に対し夜間取引0640円、シカゴ円建て0455円。ダウ先物2万4378ドル(+0.91%)と確り。VIX恐怖指数28.91(-1.33%)、ビットコイン円1,052,722も小康の部類。コロナ後の出口を巡り、ヘリマネやベーシックインカム(最低所得保障)、中銀の赤字国債引き受けなど社会実験を織り込むもの。時は金なりというが、逆回転を始めたという。
20日の日経平均161円高。大引け2万0595円。TOPIX1494(+8)。東証一部の出来高12億1400万株、売買代金2兆1700億円。値上がり1395(値下がり682)。10年債0.000変わらず。米10年債0.691%(+0.005)。上海総合が2883(-0.51%)で引けた。マザーズ指数の引け909.98(+3.33%)。記録的なスケールとみられる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。光明の次が問題だ。(了凡)