これから半年天王山 日本だけコロナ感染のグラフ興味深い (2020.05.15)
3日連続安。日経平均中陰線の引け。5日移動平均線2万0223円を下回った。米主要3指数大幅続落を受け、一目均衡表の雲に緊急避難。すかさず切り返すか。25日線1万9603円を下回るか岐路。7日満月売りが微妙なところだ。14日国内39県自粛解除に続き、22日中国全人代のコロナ・経済対策が新たな手掛かり。昨年9、10月と同様に裁定残が極端な売り長となり、5月8日現在、売り2兆3537億円に対し買い5191億円と圧倒的。3日連続安で一段と需給好転が見込まれる。13日FRB議長が「コロナ感染拡大により米経済が大恐慌以来最も深刻な状態」と述べ、同日WHO(世界保健機関)が消滅しないコロナの可能性に言及したのもネガティブな材料。市場はこれまでにない大幅な景気後退を織り込んだ。米国のマイナス金利導入も関心事で、FF金利が年内ゼロを下回る確率23%(前週9、10%)。同先物も1年後1ベーシスポイント(1%の100分の1)マイナスをうかがう水準。来年末ベンチマーク(指標)の米10年債マイナス0.5%という。世界の「日本化」といわれ、原油市場崩壊が泣きどころ。再選に望みをつなぐトランプ氏が石油産業テコ入れに懸命。来週WTI6月限決済を控え再び波乱含みだ。国連がコロナ第2波を念頭に今年世界の実質経済成長マイナス4.9%を表明。ウォール街名うての重鎮たちが揃って株高に疑問を投げかけた。このため、13日一時ダウ697ドル安。ハイテク中心のナスダックが11日まで6連騰で最高値に迫り、トランプ氏のツイッター投稿11日だけで126本。過去3番目という。前日述べように、11~12日の世論調査で11月の米大統領選トランプ氏支持38%。民主党のバイデン氏を8%下回っている。バイデン氏優勢が売り材料といわれ、米法人税引き上げがネックのようだ。トランプ氏の巻き返しが始まる。日経平均先物によると、14日大証の引け1万9780円(-2.80%)に対し夜間取引9840円、シカゴ円建て9860円。ダウ先物も2万3107ドル(-0.27%)と下げ渋り。VIX恐怖指数35.90(+8.66%)、ビットコイン円1,043,000に跳ね返っている。米主要3指数が3月を底に回復基調。これまで大幅な景気後退を織り込み、金融・財政総動員で2月の最高値更新を目指すのが市場力学。経済合理性が許すかどうか原油次第。金現物が今年12%上昇し、米国がマイナス金利に追い込まれるとドル流出。じゃぶじゃぶの緩和で高利回りに資金が流れる見通し。米国で医薬品に公益、通信、サービスなど受け皿。今更セルインメイもない。日本でも■■■■■■(****)や■■■■(****)、■■■■■■(****)など見直された。世界中で日本だけコロナ感染・死者数のグラフがおかしいといわれるのも興味深い。原油と無縁で社会保障が徹底しているスウェーデンに近いといわれる。国民皆保険60年に風呂好きで家に入ると靴を脱ぐ生活習慣も取り沙汰された。3月までクルーズ船のウィルスが武漢で検出されたものと同じで、以降欧州はじめ海外旅行者や帰国者がもたらした。14日自粛解除が始まり、その後経過良好なら株高につながる。
14日の日経平均352円安。大引け1万9914円。TOPIX1446(-28)。東証一部の出来高13億2900万株、売買代金2兆1500億円。値上がり190(値下がり1952円)。10年債-0.010%(-0.005)。米10年債0.618%(-0.045)。上海総合が2870(-0.96%)で引けた。マザーズ指数の引け821.23(-2.07%)。見どころがある。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。これから半年天王山だ。(了凡)