コロナ後一皮むける これ以上ないプリンセスの初動 (2020.04.28)
週明け全面高。日経平均中陽線の引け。一目均衡表の雲に突入した。前週末の米株高を受け26日NY州が経済再開を表明。正午過ぎ日銀の追加緩和が伝えられ、国内でも緊急事態宣言解除がほの見えた。5日移動平均線1万9378円を下値に上昇トレンド入り。25日線1万9084円が上向きで4月17日の戻り高値1万9922円に挑戦。5月7日にかけて半値戻し2万円飛び台が見込まれる。コロナに限れば、感染者から死者と回復を差し引き中国、韓国、台湾、豪州下降。スペイン、イタリア、米国頭打ちで日本横ばい。主要国の新規感染がピークアウトした印象だ。SMBC日興証券によると、緊急事態宣言に伴う経済損失5兆円。インバウンド減や五輪延期などGDP減5.8兆円の試算から企業収益18.9%マイナス。日経平均も同率調整し織り込み済みという。イェスパー・コール氏(1961年ドイツ生まれ)によると、大手銀の出したコロナ関連GDP損失試算から、日本のダメージ2008年リーマン危機の半分程度。半値戻し一巡後、意外高も考えられる。国内外で叩かれたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が初動。2月3日横浜港に到着し海上で検疫を実施。3月1日全乗客・乗員の下船を完了し25大黒埠頭を離れた。当時、感染症専門医に厚労省の対応をこれ以上ないといわしめた。内閣官房が4月14日JR東日本やJR西日本、JR九州など主要駅改札数を調べた結果も、前年比東京駅84.0%減、渋谷駅81.0%減、大阪駅93.0%減、博多駅83.0%減など自粛効果ありあり。国や自治体による強制力なしの要請だけに海外と一線を画している。1938年国民健康保険法が制定され、58年新法に改正。61年全国の自治体で国民皆保険が実現した経緯からも半世紀以上の差。コロナ後、日本企業が一皮むけるのも楽しみだ。関係分の■■■■(****)がS高。398円で引けた。後場、グループのアクテイブファーマ(51%出資)が「アビガン」の原薬供給受け入れを表明。引け後減益予想を発表したが、夜間取引で448円をつけている。総論ならぬ各論によるもので、原油先物安と逆相関の■■■■■■(****)も23日から水準訂正。年初来高値3570円を目指す動きに変わった。日経平均先物によると、27日大証の引け1万9720円(+2.76%)に対し夜間取引9750円、シカゴ円建て9760円。ダウ先物も2万3927ドル(+1.14%)と確り。半面、VIX恐怖指数35.55(-14.09%)、ビットコイン円830,513(+0.15%)もつかみどころがない。タイムリーに新たな情報を入手した。欧米の永久債券発行が伝えられ、EUのコロナ対策に1兆1000億ドル規模。スペインがリーダーとなりまとまる見通し。米国も100年債を検討中。大統領選前に発表する見込みだ。1752年英国がナポレオン・クリミア戦争に第1次大戦向け調達。米国も1870年に南北戦争で追随している。
27日の日経平均521円高。大引け1万9783円。TOPIX1447(+25)。東証一部の出来高12億4700万株、売買代金2兆0100億円。値上がり1752(値下がり369)。10年債-0.040%(-0.015)。米10年債0.627%(+0.024)。上海総合が2815(+0.25%)で引けた。マザーズ指数の引け760.14(+2.35%。本格化に近い。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。コロナ後、日本企業が一皮むける。(了凡)