証券ビュー

アンコール伊勢町

命を救う医療ロボット 非常事態定着し何もしない方がリスク (2020.04.14)

 週明け反落。日経平均中陰線の引け。6日ぶり5日移動平均線1万9238円を下回った。海外主要市場休場や米株先物安、国内コロナ感染拡大など手掛かり難。日銀ETFの思惑も後退した。10日、今期予想公表を見送った安川電機(6506)が確り。コロナ関連のバイオ・医療機器にアグリなど個別に堅調。指数先物安を跳ね返す動きだ。日銀のETF損益分疑点1万9500円が攻防ライン。13日の出来高10億5600万株、売買代金1兆6500億円にボリュームダウン。とても及ばない。3月25日の戻り高値1万9546円を抜くまで半値戻し棚上げ。息切れなら2番底模索と述べた。OPECプラスが5月1日から2ヵ月日量970万バレル協調減産。コロナ感染拡大に伴う世界の需要減2000万~3000万バレルといわれ日柄整理。日本の大企業がバブル崩壊・リーマンショックに懲りて貯め込んだGDPの130%が米国と中国バブルのお裾分けだ。受け身にならざるを得ない。12日米国立アレルギー感染症研究所によると、5月に一部地域で非常事態宣言緩和の準備が整う見込み。時間稼ぎとみられバイオ関連が幕間繋ぎ。戻り高値を更新する運びだ。10日、生体情報モニター大手の■■■■■(****)が人工呼吸器増産を見越して切り返したのが一例。疲弊した医師や看護師を支援する手術ロボットに光明。「ダヴィンチ」(米インテュイティブサージカル)が独占してきた市場に■■■■■(****)、■■■■■■(****)の合弁子会社が挑戦。手術ロボットでダヴィンチ、グーグルをキャッチアップするのも面白い。命を救うもので、日本に向いた産業。医療用ロボットが起死回生になるという。前者が底値圏なら、後者もボックス圏。5月にかけて化ける公算が大きい。イスラエルの某歴史家によると、非常事態宣言が定着すると何もしないリスクの方が大きい。注目されるのが中国。一般のスマホを念入りにモリタリング。顔認識できる監視カメラが何億台も稼働し、検温と結果、健康状態の申告を義務づけ、当局が感染拡大を疑われる人物を直ちに特定。行動のほか誰と接触したか把握。感染者が近くにいると警告するアプリも出回っているという。コロナ後、めいめいが全体主義的な監視社会か。グローバルなエンパワメント(個人や集団が権限を握る)を選ぶか二者択一。嵐が過ぎ、我われが殆ど生きているにしても、現在と同じではない。スペイン風邪(1918~20)から100年。現地で108と105歳の存命者が「何故生き延びたかわからない」という。日経平均先物によると、13日大証の引け1万9070円(-1.24%)に対し夜間取引同、シカゴ円建て9065円。ダウ先物2万3319ドル(-1.27%)と下振れ。VIX恐怖指数44.54(+2.75%)、ビットコイン円728,244(-3.03%)が半端なまま。14日IMF世界経済見通しをはじめ一連のイベントも時間稼ぎだ。
 13日の日経平均455円安。大引け1万9043円。TOPIX1405(-24)。値上がり380(値下がり1740)。10年債0.000%(+0.005)。米10年債0.732%(+0.005)。上海総合が2783(-0.49%)で引けた。マザーズ指数の引け676.62(+0.99%)。期待をもてる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。歴史の転換点に違いない。医療革命もその一つだ。(了凡)