4月から敗者復活戦 2番底3番底通じて本尊筋巻き返し (2020.03.30)
前週末急反発。日経平均中陽線の引け。騙しとみられる。前日はらみ線を引きたすき線。27日ダウ915ドル安に先を越された。米議会の財投2兆ドルとFRBのコロナ関連融資4.5兆ドルを織り込み材料出尽くし。バンク・オブ・アメリカによると、前週まで世界累計5兆ドル財政出動と同7兆ドル量的緩和が決まった。ダウが26日まで3連騰3960ドル(21%)上げ時価総額2兆ドル取り戻し、一部で強気転換説も伝えられたが、27日COMEX金先物4月限1625.00ドル(-26.20)。利食いと換金売りが目立つ。配当どころでない。主要国が景気刺激よりコロナの火消しに追われ前例のない大盤振る舞い。米国でリーマン・ショック当時を上回るというが、数ヵ月後新たな追加対策が必要となり規模拡大。反動も予想される。米財政赤字2020年度8年ぶり1兆ドル超の見込みが今回の出動で上振れ。20年度2.4兆ドル、21年度も2兆ドルに膨らみ支出抑制や増税が不可欠。FRBも史上最大5兆ドルの資産圧縮を迫られる。過去最長のブル相場を支えた金融、財政両輪を失うところまで視野に入った。ドル安、スタグフレーション(停滞と物価上昇)に見舞われる。コロナ長期化、後遺症を見越したもので、AIやIoTなど5Gに伴う第4次産業革命より、都市封鎖や緊急事態に備えた食料・生活必需品確保の動き急。関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など比較的確り。2番底を探る上で正念場を迎えた。4月から敗者復活戦が始まるためで、27日権利つき最終の次4月8日が変化日。中国の武漢封鎖解除と重なり満月売りに分がある。日本のGW明け5月7日 も満月で「セルインメイ」が賢明。生かすも殺すも4、5月次第だ。コロナの影響で世界的な景気後退に追い込まれ、年初から原油先物が暴落したにも拘わらず、4月から大幅増産に踏み切るサウジとロシアも深刻。6月上旬OPECプラス(10ヵ国)の声明が注目される。有事の金が棚上げされる事態。売り上げ半減、ゼロに近い鉄道や航空、旅館・ホテル、娯楽など真っ先に運転資金が必要になる。経済活動に急ブレーキが相次ぎ、現金シフトに拍車がかかった。1月23日封鎖した武漢解除が4月8日なら、コロナ禍が中東、欧州を経て米国に到達し、3月17日米国が非常事態宣言を出して地球2周目。5、6月ヤマ場がやってくる。日経先物によると、27日大証の引け1万9080円(+3.92%)に対し夜間取引8550円、シカゴ円建て8565円。500円超下鞘だ。ダウ先物も2万1410ドル(-4.20%)と続落している。上がっているのがVIX恐怖指数65.54(+7.44%)だけ。ビットコイン円679,595(-1.57%)も冴えない。
27日の日経平均724円高。大引け1万9389円。TOPIX1459(+60)。東証一部の出来高23億6800万株、売買代金3兆9000億円、値上がり1995(値下がり148)。10年債0.005%変わらず。米10年債0.671%(-0.170)。上海総合が2772(+0.26%)で引けた。マザーズ指数の引け623.02(+1.47%)。腫れ物に触る地合いだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など。2番底、3番底を通じて本尊筋の巻き返しが始まる。(了凡)