禁じ手横行し目に余る コロナ後とはバブル崩壊後の日本 (2020.03.27)
4日ぶり反落。日経平均中陰線の引け。2番底を探る動きだ。25日未明、米議会がコロナ対策2兆ドル(約220兆円)に最終合意。ダウ495ドル高(一時1315ドル高)で引け材料出尽くしになった。国内も東京でコロナ感染者が新たに47人確認され都市封鎖リスクや丸紅(8002)の下方修正が重なり大幅反落。25日夜、都知事が週末不要不急の外出を自粛する旨都民に要請。自律反発が一巡した。前日まで3日延べ3000円戻した日経平均に新規資金の介入なし。売り方の買い戻しによるものという。年度末の株と債券売りが一段落。株売り債券買いの逆相関となり、市場機能の正常化に一石。40年債入札が確りという。前日ダウ1日の上昇率(11.4%)が1933年以来87年ぶり。日経平均が歴代5番目(8.04%)で26年ぶりと格の違い。それも、一時1万9564円まで戻し自律反発の目安に63円足らず。米国が独立変数で従属の負い目。米議会が財政出動2兆ドルなら、FRBのコロナ関連融資4.5兆ドル(約500兆円)といわれ、画餅のような印象。何でもござれだ。欧州ロスチャイルド、米国ロックフェラーカンフルに匹敵する大規模なもの。トランプ氏を代理人に3年の株高が帳消しとなり4月から敗者復活戦。コロナを目くらましに時間稼ぎとみられる。24日新月買い、27日権利つき最終。4月8日満月売りで流れがわかる。4月8日武漢の封鎖解除と重なるためで、5月7日の満月も気になるわけだ。2番底3番底の末、コロナ後が焦点と述べた。欧米で禁じ手が横行し目に余る。日経平均先物によると、26日大証の引け1万8360円(-4.57%)に対し夜間取引8540円、シカゴ円建て8490円。ダウ先物も2万0960ドル(-0.37%)と小康状態。VIX恐怖指数64.33(+4.31%)、ビットコイン円729,716(-1.76%)もスワリが悪い。コロナ後とは、バブル崩壊後の日本。半年乃至1年後、ワクチンや特効薬が開発されても元に戻らない。世界中ゼロ金利、ヘリマネ、ありったけ財政を投入し、息を吹き返したところで続かない。トランプ氏が対中関税引き上げを強行し、中国の産業空洞化を促した挙げ句に往って来い。米中景気回復儘ならず「日本化」するのが落ち。金融工学で暴れ回ったツケが残り停滞蔓延。ゼロ成長が定着する見通し。中国の人口動態によると、1980~2015年がボーナス期。2020年からオーナス期。日本の1995年以降と重なる。米国と日本の梃入れで14億人毎年ベースアップ。生活が改善し消費と貯蓄に拍車がかかり、AIやIoTなど産業革命を謳歌した。2015年チャイナショックが終わりの始まり。10年後、25年に決定的な日を迎える。14億人レベルの大国が30年以上高度成長し、世界に光明をもたらした時代が終わる。13億人のインドが矢面(やおもて)に立つまで待てない。4月から敗者復活戦が始まる。
26日の日経平均882円安。大引け1万8664円。TOPIX1399(-25)。東証一部の出来高20億4900万株、売買代金3兆3000億円。値上がり897(値下がり1226)。10年債0.000%(-0.030)、米10年債0.807%(-0.071)。上海総合が2764(-0.60%)で引けた。マザーズ指数の引け613.98(-4.23%)。出直りが見込まれる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。スイスのウェブページ「自ら守り周りの人を守る」キャンペーンが受けている。(了凡)