裏の裏が予想される 日銀とGPIFの生命線下回り反発 (2020.03.24)
3連休明け反発。日経平均中陽線の引け。11日ぶり5日移動平均線1万6836円を上回った。23日早朝、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の時間外取引で「Eミニ・ダウ先物」954ドル安を受けたもの。前日述べた転換点とみられ、サーキットブレーカー発動。1万8086ドルまで下げた。トランプ氏の政策総動員に米民主党が独自法案で抵抗。早期成立が困難となりダウ先物安に皺寄せ。日経平均も生命線といわれる1万6500円を下回った。2014年10月31日、TOPIX1333.64、日経平均1万6413円が「黒田バズーカ第2弾」の薄価。異次元緩和拡大とGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)運用配分転換により、国内債券35%(従来60%)、国内・外国株式25%(同12%)、外国債券15%(同11%)に切り替えられ、3月12日以降額面割れ。にわかに日銀のETF(上場投信)買い、GPIF介入説が流れた。現在の年金が現役世代の保険料と税金で賄われ、含み損が出ても支障ないが、放置できない水準にきた。このため、後場提灯もついて一段高。5日移動平均線を上回り自律反発が見込まれる。24日新月買いに相当し27日権利つき最終。4月8日満月売りで市場の反応がわかる。日経平均先物によると、23日大証の引け1万6950円(+2.42%)に対し夜間取引7090円、シカゴ円建て7075円と確り。ダウ先物も1万8452ドル(-3.09%)に下げ渋り。VIX恐怖指数72.09(+0.12%)、ビットコイン円648,810(+0.25%)も小康を取り戻した。19日、日銀が17日1216億円を上回る2016億円ETF買い入れを発表。世界株安を股に掛け、空売りで荒稼ぎした連中が後場慌てて買い戻した。PBR(純資産倍率)を見ても、リーマン・ショック当時に匹敵する0.8倍で説明のつく水準。黄金分割で1万9627円が自律反発の目安だ。コロナショックに伴い割高感が後退し、東証一部全銘柄の利回り加重平均3%超。4%超も珍しくない。昨年3月の落ち分180円。主要国が第2、3波の衝撃を和らげるため、前例のない対策を打ち出し打診買い。日本も五輪延期を含め再検討。IOCが1ヵ月後結論を出すという。G20財務相・中銀総裁も23日夜から緊急電話会議。リーマン・ショックに続き、「ヘリマネ」が公然と取り沙汰され落ち着かない。リーマン当時麻生内閣で総事業費130兆円(財政30兆円)の触れ込みが小出しに終始。生活や生活防衛など浅知恵で酷評された。国会議員や政府が既得権の砦といわれ、新年度ゴールドマン試算の米GDP4~6月期-24%(年率)、7~9月期+12%(同)に耐えられるかどうか。一人ひとりの頑張りにかかっている。著名な評論家がメディアを通じて頻りと大恐慌を引き合いに出すが、天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)の初動。この程度で動揺していると数年後本番をこなせない。トランプ氏の飛躍と凋落を受け入れ、24日から復活あるのみ。ふるい落としを乗り切ることだ。
23日の日経平均334円高。大引け1万6887円。TOPIX1292(+8)。東証一部の出来高26億9700万株、売買代金4兆0100億円。値上がり1613(値下がり527)。10年債0.080%(-0.010)。米10年債0.814%(-0.057)。上海総合が2660(-3.11%)で引けた。マザーズ指数の引け560.17(+0.41%)。出番待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。裏の裏が予想される。(了凡)