証券ビュー

紫玉庵

自らの血こそ   2月28日   紫玉庵 (2012.02.27)

文明のリセットボタン

政府もメディアもこれまで通り

 

財務省主導の野田政権は今、

消費税アップによって中央集権システムを

続けようとしますが、

体制変革を求める大阪橋下市長の維新の会が

絶大な人気です。

国民の目には年金がすでに破綻し、

公務員経費のみならず

医療費までメスを入れないと

国家が成り立たないと映ります。

産業面では工業製品の輸出大国がすでに終了し、

国内で新規雇用が急速に減少しています。

富の不均衡が、官と民、世代間で広がり、

富裕層の海外脱出が増えています。

戦後の農地改革で生まれた田畑は

耕作放棄が広がり、新規営農も進みません。

労働に対価を金銭で求める資本主義では、

今、日本には、未来が見えてきません。

「4月にリセットボタンを押す。」

日本を明治期に中央集権国家にし、

土地の払い下げと金融制度を作った「奥の院」は、

この意向だと聞きます。

果たして、何が出るか。

昨年末、アメリカでは

エネルギーと金融支配の構造を

描いた映画「THRIVE」が反FRBデモを誘発し、

朝鮮半島では「横田めぐみ」と

金正恩の関係が取り沙汰され、

名古屋の河村市長は

「南京事件」の真相を

話し合うことを中国に求めました。

世界近代化の枠組みの真実が

暴かれ出したが、

日本のメディアは、

これまでどおりの日常を映し出す。

明治維新で中央集権体制ができたとき、

国歌「君が代」が生まれ、

京都の祇園祭では、祭神が

牛頭天王からスサノオに代わり、

引き廻しが過ぎ越し祭と同じく7月17日になった。

いまの日本政府には

破綻しか待っていないが、

これまで日本で開発され、

蓄えられた民間の知恵、技術、資金を

誰が生かすのか。

自らの血こそが、

縄文の霊性と文明因子ヘブライの融合だと

知ったとき、

これまでとは全く違う視野が

開けるのではないか。