対策が感染に追いつかず 1万9000ドル割れから本番始まる (2020.03.19)
買い一巡後反落。日経平均中陰線の引け。出直しだ。17日ダウ1048ドル高を受け伸び悩み。後場米国株先物が一段安となり、3連休を控えポジション調整売り。数週間、日柄整理という。17日発表されたトランプ氏の1兆ドル経済対策案。新型コロナに向けたもので、現金給付・給与税免除。経営不安に揺れるボーイングやシェール業界支援など大盤振る舞い。緊急利下げ・7000億ドル量的緩和・ゼロ金利復活に続く「ヘリマネ」作戦。16日付でサマーズ元財務長官(65)が「米国は本質的に日本と同じ状態に直面した」と述べ、「より大胆で実験的なアプローチが必要」とお伝えした通りだ。にも拘わらず、後場ダウやS&P500など米国株先物がストップ安となり、外資が日本株を先回り売り。コロナ感染拡大に景気対策が追いつかないためだ。金融を口火にヘリマネを押し込み、浸透を見計らって財投で畳み掛ける筋書き。レバノンのほかベネズエラが金融支援を要請し、コロナにつかまったイランやイタリアなど時間の問題。NY市場で16日VIX恐怖指数が82.69に跳ね上がり史上2番目。リーマンショックの89に匹敵し、同時多発テロ49、アジア通貨危機46と比較にならない。共通するのが大口決済困難に伴う目くらまし。今回3月11日に集中し、ロイターがドイツ銀4月30日償還期限のATI債12億5000万ドル返済オプションなしを流した。本尊筋とみられ、市場の混乱を大義名分にしている。欧米中銀の通貨発行権を握る彼らがこのありさま。黒衣になって大国を動かし自縄自縛。数ヵ月後、大掛かりな財投をアドバルーンに自分たちもコロナ克服で起死回生を目指すと考えられる。非常事態解除、ワクチン開発が不可欠。米中やドイツ、日本でもウィルス創薬の治験解禁。バイオ関連に光明がもたらされた。ナスダックのモデルナをはじめ、中国が認めた■■■■■■■(****)のインフルエンザ治療薬「アビガン」。■■■■■■■(****)や■■■■■■■(****)の検査薬。さらに、18日東大医研が伝えた急性膵炎の治療薬「ナファモスタット」。感染阻止に有力といわれ、関係分の■■■■■■(****)が急騰。値上がり率ランキング4位に顔を出した。透析に使われるナファモスタットメシル酸塩大手。■■■■■■■(****)との関連も注目される。日経平均先物によると、18日大証の引け1万6510円(-0.96%)に対し夜間取引6250円、シカゴ円建て6225円。ダウ先物も2万0039ドル(-3.94%)と反落。VIX恐怖指数75.91(-8.20%)、ビットコイン円560,706(-3.63%)も連れ安だ。原油先物安もあり、政策総動員で一度に御馳走を並べても消化できない。患者より相場に効くといわれるバイオで幕間繋ぎ。諦めるのはまだ早い。24日新月買い、27日権利つき最終。4月8日満月売りが潮目。3連休明け見ものだ。
18日の日経平均284円安。大引け1万6726円。TOPIX1270(+2)。東証一部の出来高27億1800万株、売買代金4兆1100億円。値上がり835(値下がり1298)。10年債0.070%(+0.065)。米10年債1.116%(+0.050)。上海総合が2728(-1.83%)で引けた。マザーズ指数の引け586.63(-1.20%)。ぼつぼつ始まる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。恐らく、トランプ氏就任当時のダウ1万9000ドル割れから本番が始まる。(了凡)