コロナと原油金融戦争 弱気相場入りからV字型回復視野 (2020.03.13)
全面安。日経平均中陰線の引け。大荒れだ。前場トランプ氏の演説に失望。後場買い戻しに過ぎず昨年来安値を更新。リーマン・ショックに似ている。コロナ対策で給与減税を目玉に8000億ドル(約83兆円)打ち出したものの民主党が難色。2008年9月、7000億ドル金融安定化法案が下院で否決され史上最大の下げ(777ドル安)。同年11月、米大統領選を前に共和党の一部が公的資金投入反対を唱え下値模索が続いた。今回、実体経済や金融システム異常によらず、コロナ感染拡大と原油先物急落のWパンチ。12日中国が国内でピークを越したというが、2次・3次感染もついて回る。サウジのほかロシアも4月から原油生産フル稼働。コスト高で米シェール業界が「虫の息」といわれるだけに収まらない。2008年当時も1バレル150ドル手前から50ドル割れまで急転直下。確かに似ている。年度末にかけて正念場。これまで相当織り込んだが、新年度に持ち越す公算もある。日経平均先物によると、12日大証の引け1万8140円(-5.37%)に対し夜間取引7890円、シカゴ円建て7945円に続落。ダウ先物も2万2306ドル(-4.84%)と立つ瀬がない。VIX恐怖指数61.32(+29.64%)、ビットコイン円767,069(-7.80%)まで目を剥いた。年度末にかけて利食い千人力。待機資金をつくり、権利つき最終日(27日)までに買い戻す選択肢もある。気になるのがネットの書き込み。コロナ問題によるもので、首相や国会議員がなぜマスクしていないか。とっくにワクチン接種していたから。武漢コロナウィルスをどこで誰がつくったのか。英国ブルブライト研究所から米国に特許申請。日本の東大医科研究所でつくられ武漢に撒かれたという。昨年6月25日、国会で新型ウィルスパンデミック(大流行)に対し、特別法の法令が可決された。背後にアングロサクソン・ミッションとローマクラブによる人口調節も見え隠れ。おぞましい。しかし、WHO(世界保健機関)の非常事態宣言解除、ワクチン開発が見込まれ半年、1年後様変わり。スペイン風邪(1918~19)と新型インフルエンザ(2009~10)、原油先物安など加味しリバウンド2年を仮説に立てた。世界レベルで幕末を迎え、維新をこなす上でも避けて通れない。不均衡バブルが崩壊すると、信用不安より現金が不足するといわれ、AIやIoTなど工業製品より農水や畜産など食糧事情が悩ましい。天候異変が拍車を掛ける。このため、■■■■■■(****)や■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など買い下がり。ドルやユーロ、円など法定通貨の限界を見越したビットコインの出直りにマネックスG(8698)の復活も視野に入る。これから半年、1年が2年後を左右するわけだ。コロナのほか原油先物も金融戦争に突入。ダウが2月12日最高値2万9551ドルから3月11日2万3553ドルまで20.3%下げ「弱気相場」入り。V字型回復も考えられ落ち込んでいられない。
12日の日経平均856円安。大引け1万8559円。TOPIX1327(-57)。東証一部の出来高25億8300万株、売買代金3兆7800億円。値上がり39(値下がり2117)。10年債-0.065%(+0.010)。米10年債0.689%(-0.190)。上海総合が2923(-1.52%)で引けた。マザーズ指数の引け599.82(-5.39%)。収まりそうもない。値上がり率ランキングによると、関係分該当なし。米国でサーキットブレーカー2度目。S&P500の2500(11日2741)が下値の目安といわれる。(了凡)