世界を左右するドイツ 救済しないという選択肢なし (2012.02.20)
意外に堅調。弾みがついた。円ドル、円ユーロでも見込みより円安。二転、三転し20日ギリシャ追加支援が流れているようだ。日経平均は利食いをこなし続伸。日銀が金融緩和を発表した14日から急ピッチ。20日NY休場(ワシントン誕生日)とあって後場一服した。16日NYダウが3年9ヵ月ぶり高値を更新したものの、出来高が若干減り8億株余にとどまったのが気掛かり。しかし、40年円高20年デフレの転機が2月にやってきた。それに、今年は昨年2、3月と逆の展開。震災、原発事故、円高、さらにタイ洪水で下振れした反動が見込まれる。10日復興庁が設置されただけに現実買い。2月スタートし11月まで続くと述べた。ギリシャがデフォルトするだけで世界中吹っ飛ぶ時限爆弾を抱えたさだめ。一喜一憂がついて回る。このため、2~4月天井説も出ているが、40年円高20年デフレのスパンで見ると、日本復活を巡り序の口。■■■■■(****)と■■■■(****)を目玉に、■■■(****)、■■■(****)の看板を外せないのも、今後円安インフレを見越したもの。世界経済の雲行き次第で■■■■(****)、■■■■■■(****)起用も考えられる。ところが、10日3Q発表を境に現実買いの■■■■(****)が反落。先走ったようだ。地盤改良中心に大規模な特命受注が見込まれ、本決算発表(前期5月13日)までおつき合い願いたい。本命の■■■(****)が堅調。15万5400円をつけた。1月20日4949株を初動に、2月6日7717株、14日5531株こなし上昇トレンド入り、18日に千葉徳州会病院の副院長が★★★102をテーマに講演。ベプチドワクチン療法の治験結果が発表される模様。徳州会グループとは06年立ち上げた未来医療研究センター(資本金1億円30%出資)以来親密。いい報告と考えられる。政府も12日、都内で「医療イノベーション」のシンポジウムを開催。米国シカゴ大学に抜けた中村教授の後任に松本東大副学長を立てて支援。国内でも力を入れる方針。本物かどうか出来高推移でわかる。気になるのが、ドイツ。70代のあるドイツ人エコノミストの所見。ユーロはドイツにとって単なる通貨でない。過去を洗い流す浄化装置。ホロコーストの記念館。世論調査ではギリシャに厳しい結果だが、底深いところに徳を施す強い流れがあるという。PIIGSの国債を大量に抱え込んだドイツの銀行。放置すれば納税者が莫大な損失。救済しないという選択肢は事実上ないそうだ。
日経平均は146円高。後場も堅調で9384円の引け。出来高26億2500万株、売買代金1兆5200億円。3月9日のSQまで高値波乱が予想される。■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)そろって堅調。ボーイング787、MRJ関連をマーク。後者は初飛行が決まると一斉に買われる。個別に■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)も水準訂正。1月30日紹介した■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)に翌日触れた■■■(****)、■■■■(****)など突っ込み買いに分がある。いずれにしても、鍵を握るのがドイツ。英語を話せるドイツ人はほとんどいないから面白い。サブプライム市場が崩落した時、トリプルAにこだわって最後まで売らなかったのもドイツ人。3、4月もドイツが世界を左右する。(了凡)