アメリカの株式市場は再選絡みで動き、実体経済と乖離していた相場だった。
コロナを材料にして候補者人選を調整しようと言う力も働いたように見える。
VIX50超えは買いシグナルではないが買い場は40を上回る状態が3週目に入った頃。
今は未知の病気ということで安全のマージンを取ったことで経済停滞起こし
各国ともどもにリセッションモードだがまだ信用収縮はしてない。
連動してなかった実体経済と金融市場が連動し始めてからが混沌の本番。
とは言え米国株の下落によって雇用に影響が出て、カリフォルニアの家賃問題や
過去最高のクレカ債務と奨学金問題に火がついたらアメリカ株は更に下落する。
新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が打撃を受け
原油需要の急減に懸念が強まっていることから
英国産北海ブレントは年初から30%超下落し6日には一日で10%近く落ち込んだ。
中東の情勢や原油価格が不穏になってきているのが伏兵。
飛蝗は紅海を超えてイランやパキスタン、インドといった南西アジアの国々にも
移動しているほか、大幅減産で原油価格をてこ入れしたいOPEC盟主サウジアラビアと、
原油収入の減少を懸念する非加盟国のロシアが、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の
主要産油国で構成する「OPECプラス」の減産協議で決裂し価格の下支えを失った。
cf1.2月28日のVIXは日米欧揃って恐怖指数40超え、
日本42.81 米国40.11 欧州42.24
cf2.米国のVIX指数が「40」を超えた初日でのランキング
ブラックマンデー (1987年10月19日) (旧VIX 150.19)
リーマンショック (2008年10月24日) 89.53(旧VIX 85.99)
中国経済失速懸念 (2015年8月24日) 53.29
VIXショック (2018年2月6日) 50.30
LTCM破綻 (1998年10月8日) 49.35
アメリカ同時多発テロ (2001年9月21日) 49.35
アジア通貨危機 (1997年10月28日) 48.64
エンロン不正会計事件 (2002年7月24日) 48.46
PIIGSの国債懸念 (2010年5月21日) 48.20
S&Pが米国債を格下げ (2011年8月9日) 47.56
ギリシャ危機 (2011年10月4日) 46.88
ワールドコム破綻 (2002年8月5日) 45.21
リーマン・ブラザーズ破綻 (2008年9月18日) 42.16
cf3.2008年9月29日、米下院が金融安定化法案を否決。
ダウは1日で777.68ポイント下落し、史上最大の下げ幅を記録。
終値VIX46.72の40オーバー初日、10月6日VIX50超え
10月10日ついに瞬間最大76.94
2002年10月9日終値VIX42.13から6年ぶり40オーバー。
10月7日~9日まで3日続けて40を超え2000年から始まるベア相場の大底。
10月4日にダウ平均が7528.4をつけ、サブプライムバブル相場へと突入。