証券ビュー

アンコール伊勢町

免疫力つき怖いものなし  ギリシャ支援3月に持ち越し (2012.02.15)

前場見送り。小甘い地合い。後場切り返した。直近上がらない代わり、下がらないのも特徴で、日経平均9000円大台固め。ギリシャ追加支援がこじれ、昨年末海外から国内に資金が戻り始めたという。日経が14日「個人マネー国内回帰」と伝えたのも手掛かり。投信が外債から日本国債や国内株にシフトする一方、個人も2部や新興市場に里帰り。13日半年ぶり高値を更新したJQ指数が14日も続伸した。地合いは徐々に好転している。追加支援に一喜一憂する欧米に対し、過去20年余りの大調整で免疫力がついた。これまで半年以上述べたように、円高デフレから円安インフレの潮目。国内の国債一辺倒だった資金の流れが株、不動産に矛先を変えたもの。前日述べた日銀の金融緩和が、当初55兆円から10兆円増加する見込みとなり、後場日経平均一段高。小出しにしてもアドバルーンが上がった。依然として■■■■■(****)と■■■■(****)がリード。これに続くものが見当たらない。あるとすれば、■■■(****)。1月20日の大商いを初動に2月6日更新し、今年大相場がほぼ確実な情勢。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など提携先顔負け。国内初のヒトゲノムで開発した癌治療用ワクチン。フランス、シンガポールにつぎ米国でも治験が始まり、海外で製造承認が先行する見込み。思い出したのが80年代前半のインターフェロン。1954年に日本人研究者がウィルス干渉因子として報告し、57年英国でも確認されたが、その後林原が悪性腫瘍に効果があることを突き止め抗癌剤として登場。爆発的なブームをもたらした。提携先の■■■■(****)が84年1万6600円の高値をつけたことでも知られる。ところが、専門医の間でも★★★★101、★★★102、★★★‐101など同社の癌治療用ワクチンがはるかに上。1月20日にNHKサイトで「滑膜肉腫」に有効といわれる★★★★101がフランスリヨンにある専門病院で治験開始の報道。世界初の癌新薬開発急ピッチ。早かれ遅かれモノになるはずだ。前例のないスケールが魅力的である。

日経平均は52円高。大引け9052円と続伸。しこり玉がほぐれてきた。出来高21億8000万株、売買代金1兆1500億円。日銀の追加緩和、円安が支援材料になった。主力どころが一斉に買われ、 ■■■■■(****)や■■■■(****)も高い。■■■■(****)が買われたのも特徴で復興のシンボル。■■■■■(****)が公募価格1100円を回復すると一旦出来上がり。大手4社はじめ■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)も大台替え。14日持ち直した■■■■(****)は手が出ない水準。各々記録的な受注を先取りして高い。問題は2月から動きの鈍い ■■■■■■(****)と■■■■■■(****)。表向きギリシャ支援に反応しないだけで、裏を返し4月にユーロ脱退となればいきり立つ。一昨年、昨年同様に今年も4月が転機になりそうだ。年度末に向けてボーイング787、MRJ関連も注目。■■■■(****)はじめ■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など足取りがいい。ギリシャ追加支援3月持ち越し。二進も三進もいかなくなって欧州がボロを出す。民主党の消費税引き上げも腰砕け。免疫力がついたせいか怖いものなしだ。(了凡)