3月3日本番の前触れ 政策大転換まで景気底入れなし (2020.03.05)
小反発。日経平均中陽線の引け。安寄り後切り返した。3日FRB緊急0.5%利下げに拘らず、ダウ785ドル安(一時997ドル安)が主因。発表直後381ドル高をつけ息切れ。米10年債一時0.90%(-0.26)となり1ドル107円の円高。金先物も買われ大荒れだ。緊急利下げを受けて株安に見舞われ説明がつかない。シカゴ発ツィッターによると、逆回転の始まり。本番の前触れという。この次財政出動が予想され再び株高。金利上昇に跳ね返り債券バブル崩壊の見込み。天王星84年・おうし座入り7年(2019 3/6~26 4/26)の不均衡バブル踊り場入り。半年か1年後、クライマックスも考えられる。1日で22.6%下がったブラックマンデー(1987)。突然やってきたのでなく、当時主役でなかったナスダックが先取り。8~9月決め手になった。FRBが利下げの弾丸を撃ち尽くした後、本番が始まる。新型コロナ克服が突破口にしても、中銀の金融政策や共同声明だけで問題を解決できず、財政出動が「徳政令」になりかねない。4日付日経「十字路」が図星。「新型コロナがもたらす不況化の加速」に明らか。バブル化した株価が崩れ、この先実体経済悪化に拍車がかかるわけで、2001年ITバブルと08年リーマン・ショックを通じて米国株5割、日本株6割安。工業生産に限ると、リーマン時米国17%、日本35%の落ち込み。この上、とても耐えられない。政府や中銀の対応が株価対策に過ぎないのが問題。世界経済がグローバル化から内需主導に変わり、落ち込んだ景気を回復するため家計所得を増やすのが急務。日本の場合、バブル崩壊後超低金利政策で利子を取り上げ、3%から10%に消費増税で家計が回らない。企業が国際競争力強化を名目にゼロ金利、円安、減税など政策支援を受けたのと裏腹の関係。経済政策を企業から家計にシフトしなければならない。消費が増えると企業も増収になり賃金引き上げが可能。政策大転換が起きるまで本格的な景気底入れなし。米中デカップリング(分断)が行き詰まるのも時間の問題。スーパーチューズデーでサンダース(78)やバイデン候補(77)も目くらまし。トランプ氏(73)も過去の人になりつつある。3月3日FRB緊急利下げがきっかけ。終わりの始まりを意識した。新型コロナが殺人ウィルスといわれる所以。アングロサクソン・ミッションが伝えられる本尊筋。やがて財政出動を迫り、株高再燃をいいことに金利上昇に包まれ暴落が落ち。自分たちも逃げられない。世界中、幕末気分。維新なしに収まらない。日経平均先物によると、4日大証の引け2万1130円(+0.71%)に対し夜間取引1230円、シカゴ円建て1295円。ダウ先物2万6542ドル(+2.56%)とやけに高い。VIX恐怖指数32.31(-3.32%)、ビットコイン円942,421(+0.26%)も気が抜けない。
4日の日経平均17円高。大引け2万1100円。TOPIX1502(-2)。東証一部の出来高15億0700万株、売買代金2兆5200億円と一服。値上がり802(値下がり1265)。10年債-0.125%(-0.010)。米10年債0.945%(-0.065)。上海総合が3011(+0.63%)で引けた。マザーズ指数の引け736.17(+1.60%)。切り返しに入った。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)■■■■■(****)、■■■■■(****)など。25日移動平均線から10%下に振れボトムゾーン。日銀がETF(上場投信)目標額引き上げを検討している模様だ。(了凡)