証券ビュー

アンコール伊勢町

ブルベアがっぷり四つ 世界を煙に巻く打ってつけの脚本 (2020.02.10)

 前週末反落。日経平均小陰線の引け。気迷いに包まれた。ポジション調整の売りとみられ、7日ダウ277ドル安(6日88ドル高)に呼応するもの。3日安値2万2775円から6日高値3995円まで1220円上げ、一服。日経平均先物によると、7日大証の引け3830円よりシカゴ円建て3660円の方が170円下鞘。週明け一進一退とみられる。行き過ぎた弱気が上昇相場をもたらし、昨年12月と1月に続き三度2万4000円に挑戦。いずれもリスクオフの巻き戻しにとどまった。強弱観の対立が続いており、とんだ春節目くらまし。米中資金ショートの矛先を暗示するもので時間稼ぎ。1月24~27日の窓埋めを完了し底入れしても靡かない。WHO(世界保健機関)が11、12日新型肺炎で世界的な専門家会合を開くほか、中国政府も感染対策に取り組む企業向け減税や低金利融資支援を表明。習氏自ら2015年チャイナ・ショックをトラウマに「雪中送炭」(困っている時必要な物を送り助けること)の大号令。中国銀行の融資担当者が新型ウィルスで債務不履行に陥った企業向け特融を約束。マスクや医薬品メーカーに低金利支援を打ち出した。不動産開発も通常より早く起債承認され、病院建設や新薬開発など後押し。どさくさに何でもござれだ。その上、10日米予算教書。同中国が1月のPPI(生産者物価指数)とCPI(消費者物価指数)を発表。11、12日FRB議長の議会証言。12日、国内で1月の工作機械受注、■■■■■■■(****)の決算発表。13日、■■■■■(****)も発表待ち。11日建国記念の祝日、14日オプションSQ算出もありポジションを取りにくい。過熱感解消を巡り中低位の出遅れが人気化しそうだ。国内で五輪を控え罹患発病や死者を見かけ上低く抑えるため、湖北省に滞在・渡航歴のある人、武漢に滞在した人や濃厚接触のある人に限定している。感染者がかなりいるといわれ、対外的に都合が悪いのも事実。本尊筋にとって、世界を煙に巻くのに打ってつけの脚本だ。このため、ホロスコープ(天体の配置図)で変化日を探り、中長期グレートローテーション(歴史的な資金移動)を念頭に「株式貯蓄」で乗り切る構え。2月9日満月、24日新月のほか3月24日、4月5日、6月30日、11月12日にパワーバランスが崩れる旨述べた。依然行き過ぎた弱気が上昇相場をもたらし、人災ならぬ「天災」が金融戦争を左右する構図に変わりない。日経平均の夜間取引2万3690円(-0.59%)、シカゴ円建て3660円。ダウ先物2万9034ドル(-1.00%)も上げ一服。VIX恐怖指数15.47(+3.41%)、ビットコイン円1,075,821(-0.06%)ともに小動き。ブルベアがっぷり四つ。「水入り」だ。
 7日の日経平均45円安。大引け2万3827円。TOPIX1732(-4)。東証一部の出来高12億6400万株、売買代金2兆3900億円。値上がり678(値下がり1409)。10年債-0.040%(-0.020)。米10年債1.584%(-0.059)。上海総合が2875(+0.33%)で引けた。マザーズ指数の引け849.89(-0.13%)。小反落した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)など。デジタル革命、遺伝子治療、水・食糧などテーマが絞られてきた。12日取材のため、13日付本欄休載の予定です。(了凡)