需給よし売りが捕まる アルゴリズムで新型肺炎の収束早まる (2020.02.05)
安寄り後反発。日経平均中陽線の引け。後場一段高になった。ダウ143ドル高(一時374ドル高)、1ドル108円台後半の円安を受けたもので、2.2%安で始まった上海総合がプラスに転換し追い風。先物に買い戻しが目立つ。くすぶる新型肺炎の感染拡大に対し、3日ISM(米サプライマネジメント協会)が発表した1月の米製造業景況感指数50.9。前月47.8から改善し市場予想48.5を上回った。一方、米本土で前週イリノイに続きカリフォルニア州で感染が伝えられ尻すぼみ。日経平均も5日移動平均線2万3149円に届かず自律反発圏内。5日線を上回るのに1月24~27日の窓埋め(2万3463円)が不可欠という。リスクオフが和らいだ程度で、3日安値2775円が下値の目安。日経平均先物によると、4日大証の引け2万3090円(+0.87%)に対し夜間取引3240円、シカゴ円建て3255円と確り。ダウ先物も2万8665ドル(+1.07%)と続伸。半面、VIX恐怖指数16.26(-13.69%)。ビットコイン円999,991(-0.95%)に反落。中国共産党や当局がウィルス初期対応で欠陥を認め、小出し情報が幾らかマシになった。中国が米国の対応を非難しながらWHO専門チームの米国参加を承認。部分的に歩み寄りが見られる。ロイターによると、売り崩しが続かないのはアルゴリズム(問題解決の一般化)も一因。超高速のプログラム売買でコロナウィルスの感染者と死者を割り出すもので、500人の新規感染者に10人死者なら買い。3000人に200人なら売り。トップニュースの見出しを手掛かりに確率や精度が高まり、選挙の出口調査のように収束を予想できる。昼夜を問わず高速で低コスト、正確に売買できる。恐怖や欲望、衝動などアナログを除外したデジタルな結果を得られる。外為のアルゴ取引が過去6年で27%(倍以上)になったいう。1918年から2年続いたスペイン風邪も一網打尽。1914~20年の第1次大戦特需に伴う激しい投機やその後の反動。23年の関東大震災に至る顚末もアルゴ取引で当たらずとも遠からず。真新しいニュースが流れるたび、最長2年といわれた新型肺炎の収束も予想以上に早まる。天災ならぬ人災とみられ、ホロスコープ(天体の配置図)で3月24日が最悪の新月といわれる。地震にも注意。そもそも、米中の資金繰り悪化がもたらした目くらまし。ガバメント・サックスによるインサイダー情報との見方もある。4月5日、6月30日、11月12日、天体のパワーバランスが崩れるという。インサイダーも使い物にならない。1月29日述べたように、新型肺炎で一皮むける。習氏来日と五輪目前に非常事態解除。空前絶後のMMF(外貨建て投信)3兆6000億ドル(約400兆円)買い戻しが仮説。検証に値する。
4日の日経平均112円高。大引け2万3084円。TOPIX1684(+11)。東証一部の出来高12億7600万株、売買代金2兆3500億円。値上がり1703(値下がり386)。10年債-0.050%(+0.015)。米10年債1.567%(+0.044)。上海総合が2783(+1.34%)で引けた。マザーズ指数の引け836.92(+1.66%)。やれやれだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。需給よし。買いより売りが捕まる。5日取材のため、6日付本欄休載の予定です。(了凡)