鎮静を仮説に日柄整理 感染騒ぎ一巡から買い戻し本格化 (2020.01.30)
3日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。自律反発とみられる。前日ダウ229ドル高、1ドル109円台の円安を好感。買い一巡後、「ホワイトハウス米中航空便運行停止を見送り」が伝えられ一段高。春節明け大幅安の香港ハンセン指数が下げ渋り、月内最終商いで買い戻しも入った。行き過ぎた新型肺炎拡大の修正場面。前日空けた窓を埋めたほか、75日移動平均線2万3269円を上回り2番底。反発が物足りず、一目均衡表の「雲の域」にとどまっている。感染拡大によるもので、中国当局によると、29日現在死者132人。感染例5974件にのぼりサーズ5327件を上回った。このため、警戒一色から各国政府の取り組みが見直され、感染症対応や治療法、予防ワクチン実用化など前向きな材料も手掛かり。27日、米国でコロナウィルスのワクチン開発助成金を受けたイノビオ・ファーマシューティカルズ、モダーナなどバイオベンチャーが急騰。28日、利食い急ぎに急落するなど一喜一憂に明け暮れた。4月沈静化を仮説に日柄整理。中国の習氏来日と五輪目前に非常事態解除の有無を検証する場面。中長期12ヵ月移動平均線と24ヵ月線ゴールデンクロスの見方に変わりない。2013年と17年も同様で「アベノミクス」につきもの。感染騒動が一巡すると本格的な買い戻しが予想される。米金融政策の限界をしのいだ昨年8月を境に別人の相場。行き過ぎた弱気が上昇相場をもたらした。3月3日スーパーチューズデーから6月末米最高裁弾劾判決まで見どころ。ダウ平均3万2000ドルに言及した。よって、昨年9月以降売られ過ぎの修正に入り悪目買い。「QE4」(第4次量的緩和)に舵を切ったFRBに対し、MMF(外貨建て投信)延べ3兆6000億ドル(約400兆円)買い戻しが目玉。2月にかけて9日満月売り、24日新月買いで駒を進める。日本は中間層が厚く同質性が高いだけに、初場所幕尻で初優勝した徳勝龍をきっかけに連鎖反応が起きる。作用・反作用によるもので、最悪の事態を乗り切るとリバウンドも大きい。日経平均先物によると、29日大証の引け2万3360円(+0.86%)に対し夜間取引3330円、シカゴ円建て同。ダウ先物2万8746ドル(+0.13%)と上げ一服。VIX恐怖指数15.74(-13.66%)、ビットコイン円1,017,332(-0.41%)にも明らか。暫くもみ合いになりそうだ。日経平均の上昇がダウを上回った2013、15年にひきかえ、18~19年ダウが日経平均を圧倒し、20年前半ダウ3万2000ドル説が見もの。善し悪しや勝ち負けを超えた不均衡バブル再燃・崩壊に至る序盤の山と考えられる。旧王家グループの本尊筋と呉越同舟だけに見ごたえ十分。連日砂かぶりでこの上ない。
29日の日経平均163円高。大引け2万3379円。TOPIX1699(+7)。東証一部の出来高10億3200万株、売買代金1兆9600億円。値上がり1094(値下がり967)。10年債-0.040%変わらず。米10年債1.625%(-0.022)。香港ハンセン指数が27,160(-2.82%)で引けた。マザーズ指数の引け837.77(-1.49%)。中長期好買い場だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。寒中に異常高温が続き地震、飢饉が気になる。(了凡)