割安な日本株お色直し 来年前半グレートローテーション (2019.12.25)
買い一巡後弱もち合い。日経平均小陰線の引け。後場下げ渋った。米主要3指数ピーク更新を受けながら7日連続陰線。昨年12月24日ダウ653ドル安(同25日の日経平均1011円安)がトラウマ。売買代金今年最低という。5日移動平均線2万3853円と10日線3812円に挟まれ、日中値幅僅か57円。23日ダウ96ドル高もボーイング1銘柄で64ドル嵩上げ。日本の場合、外資のXマス休暇入りに13日598円高(SQ算出)のガス抜きが本音に近い。ロイターによると、代表的な大型株で構成するS&P500が年初来28%超上昇。1997年に次ぎ2番目。1928年以降、20%超上昇した翌年平均6.6%にとどまり、すべての年同7.6%を下回る。S&P過大評価も事実で来年小型株の水準訂正が見込まれる。経済や金融以前に政治の思惑がついて回り、来年6月トランプ氏の弾劾と失脚を巡る米最高裁判決、英国とEU双方合意で移行延長可否の期限。同7月米大統領選民主党候補者決定があり、需給関係から前半クライマックスと考えられる。割高な米国株より海外の市場が見直されるといわれ、割安な日本株がお色直し。ドレスアップも考えられる。グレートローテーション(歴史的な資金移動)が背景。JPモルガンにシティーグループが続き、国際金融資本の本尊筋が債券から株に鞍替え。9月始まったばかりで来年前半佳境入り。ダウ3万ドルを仮説に総踏みとも述べた。他力によるもので、習氏来日に伴う中国の景気反転期待も前半の手掛かり。19日伝えられた日銀のETF保有分を市場参加者に貸し付ける措置さえプラス材料という。受け売りだが、8月に短期レポ金利が一時10%に急上昇。驚いたFRBが準備金管理を理由に月間600億ドルのQE(金融緩和)に踏み切り、構造的な調整圧力を棚上げした。9月に米景気後退懸念が10年ぶり高水準と伝えられ、別人の相場と持ち上げた経緯を思い出した。12月様変わり。FRB3度利下げに10月「QE4」、さらに米中休戦が実現する。本尊筋も追い詰められた。日経平均先物によると、24日大証の引け2万3760円(+0.04%)に対し夜間取引同、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万8568ドル(+0.06%)と連動しきり。VIX恐怖指数12.62(+0.88%)、ビットコイン円806,529(+0.68%)にもうかがえる。■■■■■■■(****)が85円引け。出来高276万株にとどまった。ライセンス契約締結先のノーベルファーマよし。がん治療の用ペプチドワクチンの実用化が早まる。年末年始楽しみだ。
24日の日経平均9円高。大引け2万3830円。TOPIX1728(-1)。東証一部の出来高8億6500万株、売買代金1兆2800億円。値上がり994(値下がり1030)。10年債0.000%変わらず。米10年債1.923%(-0.004)。上海総合が2982(+0.67%)で引けた。マザーズ指数の引け879.62(+1.15%)。反転が始まった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など。個人が戻ってきた。福澤諭吉が1984年11月から1万円札の肖像。40年後、澁澤栄一に代わる。福澤が師と仰いだ米ベンジャミン・フランクリン。1914年以来米100ドル札の顔。ともに理神論のシンボルという。(了凡)