証券ビュー

アンコール伊勢町

宝探しに明け暮れる 米国でグレートローテーションの噂 (2019.12.23)

 前週末もみ合い。日経平均小陰線の引け。「三羽烏」がさえずった。買い一巡後見送られ、5日移動平均線2万3926円を抜けずじまい。売りサインが引け12、13日空けた窓の上限3775円を上回り、25日線3473円右肩上がり。上昇トレンドに変わりない。20日、ダウ78ドル高。米主要3指数ピーク更新によるもので、21日新華社の伝えたトランプ氏と習氏の電話会談が手掛かり。習氏が「両国と世界の繁栄にプラス」と述べ、年明け合意文書に署名するという。中国は12月26日から1年、米国産の化学・石油製品6品目関税免除を発表。双方の歩み寄りを好感した。昨年の25日(日経平均1010円安)をトラウマに模様眺めが本音。米国で銀行や証券のアナリスト(分析の専門家)減少が目立ち、2012年以降年間ベースで最大という。大国間の戦争リスクを背景にインサイダーと市場操作がまかり通り、HFT(超高速取引)を前衛に大規模な不正取引が横行。今後2年、利上げ利下げなしで拍車。宝探しに明け暮れている。現在、米国でグレートローテーション(債券から株に資金移動)の噂しきり。トランプ氏が2016年の米大統領選に当選し、これまでダウ55%高。同期間の上海総合5%安。バンカメの12月機関投資家調査で2020年米景気後退懸念が和らいだ。夏場まで一進一退だったが、7、9、10月3連続0.25%利下げ、10月から事実上「QE4」(第4次量的緩和)に踏み切り、12月の米中「第1段階」合意で来年の見通しが一変した。11月株式ファンドに300億ドル超資金流入があり12月も続いている模様。1950年以降、ダウが20%超上昇した翌年7割以上の確率で上昇。平均9%という。来年前半ダウ3万ドルに一歩近づいた。27日国内で11月の失業率・有効求人倍率、鉱工業生産が発表されるものの遅行指標。30日納会、年明け6日発会に向けて大踏みのマグマがたまる。名実ともトランプ氏のジジ抜きゲーム。もはや、国際金融資本もわれわれと呉越同舟。世紀の不均衡ブル再燃、崩壊を通じて金利上昇に出くわすのが落ち。天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)に取り込まれた。昨年お試し期間と述べ今年本格化。逐一仮説の検証に入った。10月以降、日本経済が大幅に落ち込み政府の財政支出(13兆円)で解決できないのは事実。20日付日経「十字路」で米国の生産性低下を根拠に「株だけこれからの不況を買っている」との批判も承知している。19日、スウェーデンの中銀が政策金利を-0.25%から0に引き上げ、5年にわたるマイナス金利から脱却した。国内でも10年債が3月6日以来プラス圏。先物主導によるものだ。日経平均先物によると、20日大証の引け2万3720円(-0.46%)に対し夜間取引3800円、シカゴ円建て3815円。ダウ先物も2万8473ドル(+0.25%)と小確り。VIX恐怖指数12.51(-0.08%)、ビットコイン円780,883(-0.52%)も動じない。
 20日の日経平均48円安。大引け2万3816円。TOPIX1733(-3)。東証一部の出来高13億1900万株、売買代金2兆3900億円。値上がり1139(値下がり905)。10年債0.010%(+1.69)。米10年債1.915%(+0.004)。上海総合が3004(-0.40%)で引けた。マザーズ指数の引け872.35(+0.63%)。じり高とみられる。値上がり率ランキングによると、関係分でシ■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。宝探しに明け暮れる。(了凡)